〜12歳編 #人生のプレイリスト 2
テレビの音楽番組が盛んだったり、みんな同じ曲を聴いていたりしたような頃。
自分にとって意味の多そうな曲のタイトルを挙げていくと、
・淋しい熱帯魚
・微笑みの爆弾
・Little bit…
・君をのせて
とにかくキラキラして見えたWinkさんとか、初めて買ったシングルCD、アルバムなどを思い出します。
お小遣いを握りしめて、自転車こいで遠くのレンタルショップに行って、カセットテープに録音して、その日のうちにまた返しに行って、なんてエネルギッシュにしていたのは小学校高学年の頃。
学年の発表会かなにかで合奏した曲が、「君をのせて」でした。
有名な曲。
私のパートはたしか木琴だったのですが、イントロから入って広がっていく音や、いろんな楽器の重なっていく音が、学校の体育館とは思えないほどの厚みになって、弾きながら聴きながら、高揚感に包まれたことを覚えています。
この音は、一人じゃ出せない。すごい。
と。
おそらく、この時の体験が、一人ではつくれないものへの敬意や、力を合わせることの可能性を心の片隅に置くことにつながっているかな、と思います。
一人の時間や一人で表現することが好きで、できれば一人で仕事したいのに、不思議です。