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【ポエムのようなもの】大好きな人へ

私の大好きな人

こんなにも好きならば、離れなければよかった
でも、あの時は、離れることが、
最善の策だと思ったから

だから、離れた

離れてみて、気が付いた

こんなにも大好きだってことに

気が付くのが遅かった
そう後悔する日は何日あっただろう

だって、と自分を守るための言い訳で
なんとか自分を保とうとした

でもダメだった
やっぱり好きでたまらなかったんだ

だから、連絡することにした
勇気を振り絞って

でも、もう遅かった

あなたは、遠くへ行ってしまっていた
私の気持ちは届かない
とてもとても遠いところへ

ああ、なんてバカなことをしたんだろう

私は、心底自分が嫌いになった

あの時、あの場所で、なんで伝えなかったのか
あなたのことが大好きだってこと

でも、もう遅い
遅いんだ

だったら、せめて、
早く忘れてしましたい
あなたのことが大好きだという
この気持ちを

そう強く願っても
なんてことだろう
あなたのことが忘れられない

あなたと過ごしたあの部屋
あなたと出掛けたショッピングモール
あなたの真剣な横顔
あなたの優しいまなざし

全てが鮮明に思い出されて
もう、忘れることなんてできないんだ

こんな苦しむくらいなら
いっそう、嫌われてしまおう
そうしたら、諦めがつく

そう思い立ち
また、あなたに連絡をする

会ってくれませんか?と

この言葉を見たら
あなたはどう思うだろう

返事はなくてもいい
でも、届いてほしいというのは
わがままかな

それでもいい
これで区切りがつくのなら
たとえ自己満足だろうと

そう思って
送信ボタンを押した

返信なんて期待しない
そう心に強く誓った




あれから何日たっただろう

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