「私は手持ちゴマのひとつなの?!」と感じてしまった時の解決策
今や転職が当たり前の時代。
アルバイトやパート、派遣も含め一つの会社にしか勤めた経験がないという人は稀だろう。
二つ以上のものがあると、人は比べるということをする。
これは、何社かの電話オペレーターを経験した人の話。
オペレーターを「一人の人として」向き合ってくれるオペレーターファーストの会社もあれば、オペレーターを「手持ちゴマのひとつ」としか見てくれない会社もあるという。
手持ちゴマのひとつだから、コマである一人一人の想いなんて関係ない。必要な場所に置いていくだけ。何故、自分がそこに置かれているのかコマは知る由もない。コマが何か伝えても、耳障りな雑音にしか聞こえていないのだという。
それがわかっていて、要領良く続けているコマは扱いやすいコマ。要領の悪いコマは、煩わしく思われ軽んじられる。ひとたび「扱いにくいコマ」印を付けられると、もうその印は消えることは無いらしい。
会社は「何かあったら伝えてください」と、うたっているけれど、現場での事を伝えたところで事が大袈裟になるだけ。更に居心地が悪くなるのではないかとコマは口をつぐむ。
自分をそんなコマと感じてしまった彼女。解決策として彼女がとった行動は、そこの場から去ることだった。
こういう場合、その仕事が好きなのであれば、きちんと会社に伝えて解決策を探ってもらうのがベストなのかもしれない。
また、話ができる同僚がいるのであれば、時間を作ってもらって話を聞いてもらうのもいい方法かもしれない。話していくうちに、今の状況を客観的に見ることができるから。自分の殻に籠っていると、ただの「思い過ごしだった」ということも実は大いにありうるからだ。
今となってはどちらも「タラ、レバ」の話でしかないけれど。
さっさとそこの会社に見切りをつけて、次に進んだ彼女の行動が良かったのか、悪かったのか。。。
これもまた「彼女の物語」の1ページ。歳を重ねて、そこのページを読んだ時に「やっぱりこれで良かったんだ」と満足できるように続きの物語を綴っていけばいい。変えられない過去は、これから起こる未来が正当化してくれるから。