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詩人 佐佐木政治
今回は、こちらの詩人を紹介します。
佐佐木政治さんです。
娘さんが、作品を発表されていましたので、読むことができました。
神よ 同時に二つの場所で ぼくらの存在は成立しない
無数の空席はあるけれど 同じ時間の中でだれもがひとりぼっちだ
そしていつもたったひとつの場所で ぼくらはかけがえのないものと交わる
孤独が至高の高みに押し上げられ すべての煩悩を焼き払うように
私は、佐佐木政治さんの詩が、大好きです。
自分も詩を書いているから、自分の詩集を出したい夢があったけれども、それよりも、佐佐木政治さんの詩集が出版されたらいいのに、って思います
なんていうか、言葉に気品があるんですよね。
読んでいて、ほれぼれするというか。
ずっと、この世界を味わっていたいと思ってしまう。
紙の本で読みたい~(涙目)
佐佐木政治さんは、詩の中で、神さまへ呼びかけます。
もちろん、信仰心というものを、お持ちなのかな、とは思うのですが、もうひとつ、自分自身との対話でもあるのかな?
人知を超えた大いなるもの、そういった存在。
大いなる存在と、個人としての自分。
その対話。
神さまは沈黙していて、答えは、ない。
けれども、個人の自分は、呼びかける。
その、呼びかけの言葉が、崇高なんですよ。
個人の自分の胸のうちに、神さまはいるのではないかな、と思ってしまいました。
生きている限り 詩はぼくらを手放しはしないだろう
詩はだれかに読まれるためのものであるよりも
むしろ あなたへの献花である方へ より比重がかかっているからだ
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