負けず嫌い
負けず嫌いな人は
何事も自分が
一番でなければ
気が済まないようです
例えそれが
体調の悪さや
病気の症状にでも
生来の負けず嫌いが
ヒョッコリ顔を出し
現在、闘病中の私が
「具合はどう?」
と聞かれたので
辛い症状を打ち明けても
「私も相当に悪い所
だらけで自分でも
良く身体がもっている
と関心する位なのよ
キット病院に行けば
悪いところだらけよ」
と言うのです
何故か私は
そういう受け答えを聞いて
この人はキット孤独なのだ
と思い知らされるのです
本当は自分の事を
「大丈夫?」
と聞いて欲しかったのだと
そして
自分の思いやりの無さに
ガッカリするのです
私は常に自分は繊細で
人に対しても
思いやる事の出来る人だ
と勘違いをしていました
「大丈夫?」
と聞いてくれる人は
もしかしたら皆
自分の事を
「大丈夫?」
と聞いて欲しかった
のかも知れない
昔々のこと
「愛してるよ」
と毎日言ってくれる
彼がいました
今になって分かります
彼は私に
「愛してる」と
言って欲しかったのだと
人の想いは
往々にして
すれ違います
私がどんなに望んでも
最高の愛を
懐いてはくれなかった人
どんなに
この人を
好きになれたらいいなあ
幸せになれるだろうな
と思っても
心からの愛を
捧げられなかった人
そういう
すれ違いが
悲劇を生んでしまう
好きになってくれた人を
こちらもトコトン
好きになれれば
最高の
幸せカップルに
なれるものを
回りを見ても
そういう
幸せカップルは
数少ないようです
中には
仮面カップルもいて
何のために
一緒に暮らしている
のかさえ
わからなくなっている
人達もいること
だからこそ
美しい歌
哀しい歌も
生まれ
美しい詩も
生まれるのだから
人の営みの中では
全ては
生きるために
必要なことかも知れない
哀しいことが
次々起こるから
少しの幸せに
有難みを感じる
痛みを知って
初めて
嬉しさを
知ることもある
のでしょうか?
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