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最初に食べた人

見た目が

グロテスクな

食べ物でも


食すると

とても美味しくて

ハマってしまう

事も多いですね


ですが

私はどうも

ナマコが食べられません


いくら

小さく刻んであっても

あの見た目が

頭に浮かんで

来てしまうのです


(ホヤガイ)もダメです

その他

昆虫を食べるなんて

とんでもないことで

想定外です


ナマコを

最初に食べた人って

とても勇気がある

と言うか

よっぽどお腹が

空いていたに

違いありません


けれど

712年の古事記の中に

「海鼠」ナマコの記述があり

奈良時代の平城京へ

献上していた事を示す

木簡が見つかっています


当時は「コ」と

呼んでいたようです

ナマコは生のコで

ナマコの腸の塩漬けだから

「コノワタ」


江戸時代には

乾燥ナマコをすりおろし

漢方薬として用いられ

中国にも

輸出されていたそうです


そういえば

私が若い頃

上野にとても奇妙な

お店がありました


いつの間にか

無くなっていましたが

漢方のお店だったのか?


何故だか薄暗い気持ち悪い

(ごめんなさい)店構えでした


大通りから見える

ショーウインドーには

大きな

広口瓶のようなものに

アルコール漬けの

口を「ガアッ」と開けた

蛇が漬けてありました


ハブなのだと

今は分かりますが

怖くて怖くて


(私はとても蛇が苦手なので)

見ないようにしているのに

逆に目が行ってしまい


その奥には

カエルや気味の悪い

何だか分からないものが

同じように

広口瓶に

ズラリと並べられて

漬けてありましたっけ


キノコを乾燥したものや

野菜を乾燥させたものなら

分かりますが


見た目はどうしたって

気味の悪い

虫や蛇を

どういう人が

買っていくのだろう


私にはとても不思議でした

(ですが知らずにカエルの

唐揚げを食べさせられた時に

とても美味しく頂いて

後でカエルだと聞かされて

ショックだったことがあります

正直とっても美味しかったのです)


世界には

珍味と呼ばれる

とても高価な食べ物が

多いのですが


珍味とは

気持ち悪いと

同意語のように

私には思えてしまいます


フランスの

ブルゴーニュ地方で

食されてきた

エスカルゴも

「カタツムリ」じゃん!

と思うだけで

あんな気持ち悪い生き物を

「美味しい!」

と言って食べる人

なんて信用できない!

と思ってしまいます


外国の人が

糸を引く納豆を


日本人は

腐ったものを食べている

と勘違いするのと

同じ気持ち

なのでしょうか?


どちらにしても

見た目も美しく

食して美味しい

ものが多い日本食を

毎日当たり前の

ように頂けて

日本人で良かった

と感謝する私です

















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