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グラニースクエアの配色のコツ。
先週から引き続き、気まぐれにグラニースクエアのブランケットを編んでいます。
全部つなげたので、残るは外周……!
ところでグラニースクエアもそうですけど、編み物って配色で大きく印象が変わるんですよね。
私は配色を考えるのが一番好きな作業かも!
今日は、グラニースクエアの配色を私はどう考えているか、という記事です。
編みかけなので作例がよれよれですみません。
編みながらの気分転換記事なので多めにみてください笑
大切なのは色の割合
毛糸の色合いはぶっちゃけどんな色を選んでもOK。
好みと気分、家にある毛糸との兼ね合いで選びます。
モノトーンや、パステルカラーを集めたり、水のような青系を集めたり、秋の木の葉のような組み合わせ、カラフルな花と青空のような組み合わせ……などなど、好きな色を選ぼう。
大切なのは、色合いより色の割合です。
デザインやファッションの分野では、
ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラー
という基本の配色バランスがあります。
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70:25:5 が黄金比率だとされていて、
70パーセントがベースカラー
25パーセントがアソートカラー
5パーセントがアクセントカラーになります。
でもまあ、グラニースクエアで配色に迷う場合はカラフルな印象にしたい時でしょうから、ベースカラーの割合を減らしてもいいですね。アクセントカラーを5パーセントって結構少ないですからね。
とりあえずベースカラーをいっぱい使う、というところだけ守ってください。
また、3色以上使ってもOK。
ベースカラー以外の色、アソートカラーとアクセントカラーは複数の色を使うこともできます。ベースカラーは基本1色ですが。
多色使いのグラニースクエアのときは、アソートカラーとアクセントカラーが複数の色になりますね。
まずは、使う予定の毛糸を、ベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーに分けます。
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今回はグレーの糸の在庫が多かったのでグレーをベースカラー、
そのほかの毛糸を画像のように分けました。
グレー以外もそこそこ糸の残量があって使い切りたいので、ベースカラーの割合は少なめ。そしてアクセントカラーを多くしてにぎやかにします。
実際に配色していく
次はさあ、編んでいきます。
上に書いた割合さえ守れば気分のままに色を使っていって大丈夫。
ただ、いくつかきれいに見える法則はあります。
でも、守らなきゃいけないわけじゃないので!
あえてやらなくてもいいです。
いいなと思ったらやってみてね、程度の話です。
■ 一番外側をベースカラー
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ベースカラーを一番多く使いたいので、一番外側をすべてベースカラーで編むと手っ取り早く色の割合を増やせます。
今回は全部外側の10段目をグレーにしました。
■ 明るい色を中心に、暗い色を外側に
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ベースカラー以外の色は、明るい色を中央近くに配置して、暗めの色は外側に多く配色すると安定感のある配色になります。
でもたまに例外パターンを作ってもアクセントになってかわいい。
まずは明るい色を中心にしたモチーフから編み、できあがったものを実際並べながら例外パターンを作るとまとめやすいです。
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……というより糸の残量の都合でこうなりました。
■ ポップにしたいなら隣り合うの色のコントラストを
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いかにもグラニースクエアらしいカラフルな印象にしたい時は、隣り合う色のコントラストを作るとポップでかわいい。
明るい色の隣に暗い色や、補色を隣合わせに。
隣り合う色のコントラストがはっきりする配色にします。
色相環で反対になる色を補色と言います。
色相環、学校の授業でやったのを覚えていますか。虹色のわっかの、あれです。
赤の反対側には青緑、青の反対側にはオレンジ。これらを隣にします。
今回は薄い青紫と赤が補色に近い関係になりますね。
逆に近い色を隣どうしにすると落ち着いた印象になります。それもかわいいですね。
ポップな配色のモチーフと、そうじゃないモチーフ、両方混ぜるとメリハリが出ます。
こちらもある程度モチーフを編んだら、実際に並べながら追加する配色を考えていきます。
色違いのモチーフを編む
何枚か編めたら、色違いバージョンを作りましょう。
たとえば、これ。
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今回のアクセントカラーは、赤と濃い紫でしたよね?
一枚目は赤だった部分を、二枚目では同じくアクセントカラーに分類した濃い紫に置き換えて編みました。
アクセントカラーとアソートカラー、どっちも入れ替えてもいいですね。
色違いのモチーフはシンメトリーになるように配置しました。
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さて私は続きを編もう……
文章にすると長くてちょっと難しく感じるかもしれませんが、一回覚えちゃえば感覚でできるはずです。
さて私の編み物もあと少しで完成です。
外周は一段が長くて地道だけど、かわいい完成品を夢見てがんばります!
ふち編みはピコットにしたいなあ……。
皆様もよき編み物ライフを!
今日の曲は、「天の川のほとり」。
ひとりが好きなふたりが出会う話。
そういえば編み物の歌って書いたことないな……。
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