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手の届かない音楽に想いを馳せる。
少し前のこと。
Fender と KORG のガチャを回しました。
出たのはテレキャスのギターとボコーダーのついたハードシンセ。
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1/12スケールのミニチュアです。
ディティールが凝っていて、置いてあるだけでかわいい!
このガチャ、特に Fender のほうは売り切れが続出してまして、発売予定の週にお店を三件はしごして見つけました。
KORG は売り切れは見かけなかったけど、ガチャそのものがなかなか置いてなかったですね。
大変でした。でも手に入ってよかったー!
私の実際に持っているギターは YAMAHA で、インテリアになっています……。
ということで Fender は私の人生と無縁なのですが、でも私でもさすがに知っているくらい有名なギターです。
黄色いボディがかっこいいですね!
KORG のソフトシンセも持っていませんが、KORGの実機は microKEY Air を持っています。
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MIDIキーボードですね。
パソコンで作曲する際に音の信号をパソコンに送るための鍵盤です。
実際のピアノより小さいサイズの鍵盤なので、61鍵盤でちょうど机に乗るサイズ。
61あれば両手で演奏しながら作曲ができます。
でも残念ながら Bluetooth はすでに壊れていて(私の所有する無線はなぜかすぐ壊れる)、有線になっています……。
ハードシンセは実物を見たことさえないなあ。
ギターにハードシンセ。
架空の作曲家の夢が見られそうなミニチュアセットになりました。
一生かけても手に入らない作曲について想いを馳せています。
ギターもハードシンセも、私の作曲では、これまでもこれからも使う機会が訪れないのでしょう。
ギターは自分の曲に入れたくて買ったものの1年粘って心が折れました。
それでも1年間は毎日しっかり弾いていたんですよ……。
始めた時点ではやめない自信があったんですが、何事もやってみないとわかりませんね。
ローコードは何とかなったのですが、バレーコードが全然、もう全然で。
1年経っても全然よー!
で、できる演奏も練習も地道だしで、飽きて。
こんなんやってられっかー!って、毎日弾く習慣は終わりました。
ピアノも弾くのですが、ピアノの初心者教本のほうが華やかな譜面が出てくる印象がありました。
ギターの練習って地味なの多くない!?気のせい!?
そんなこんなで、ギターを演奏して思ったんですよね。
私が一生かけても作れない音楽が、世界にはいっぱいあるのだろう、と。
ハードシンセも昔からDTMをやっている人は所有しているかもしれませんが、もう私は世代的にハードシンセは持つことなくここまで来ました。
実機のつまみをぐりぐり回しながら音楽やるって、かっこいいですよね、夢がある。ロマン。
ちょっと昔の、プロの中でも音楽がすごいできるすごいプロデューサーが、ぐりぐりやっているイメージがあります(偏っている雑なイメージ)。
このミニチュアを持っている架空の音楽家は、作曲も上手くてギターで演奏もできて、評価もされている天才なのかも!?笑
そしてそれは私には手に入らない、入らないんだよなあ。
みんなすごい音楽を作る。街を歩けばすごい音楽があり、SNSを開けばすごい音楽がある。
この間の音楽イベントのボカコレでも「すごい音楽」がランキングを埋め尽くす。
私はまだまだ足りないものばかり。
でも結局私は私の音楽をやっていくしかできないのです。
わかっているけれど、隣の芝生は青く見えるもので。
もしもギターの曲が書けたら、架空の誰かに好きになってもらえるような気がしてしまうのですよね。そう思って始めたのは否定できない。
今でも、好きだよって言ってくれる人はいるけれど、時々弱気になる。
趣味だからね、好きなことをやればいいんだけど。
届けるために作っている以上はやはり誰かに届いてほしいよ。
私のこのセンスでこのままずっと上手くなっていったとして、果たしてこの道はどこに続くんだろう、なんて。
やれることをやるしかないけれど、でもどうなるんだろうこれ。
別にバズりたいわけじゃない、細々と届けられればそれだけでいいはずなのに。
それでも誰かが聴いてくれる気配が、私の音楽を必要とする一緒に創作する仲間が、静かに私を生かす。
私はきっと音楽を捨てられない。
「さまよう小舟」
— akari-A (@akari_A_18) May 2, 2022
巡音ルカ
ずっとこのままの延長が続いていくの?#DTMerと繋がりたい #DTM #巡音ルカ#akariA_music pic.twitter.com/krFY72vNgr
今日の曲は「さまよう小舟」です。
このままでいいのだろうか。流されるように――
よろしければお聴きください。
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