竹そうめん流し @くじら食堂
毎月第3土曜日に開催しているくじら食堂は、
今月で21回目を迎えました。
早いものでもう10月も残り数日、
そんな季節に竹そうめん流しを開催しました。
くじら食堂とは
まず簡単に?くじら食堂について改めてご紹介します。
くじら食堂は、毎月第3土曜日のお昼11:30~14:00に開催している地域食堂。場所は長崎市北部の千歳町、チトセピアのそばにあるインマヌエル長崎キリスト教会で開催しています。
長崎大学の医療系の学生が集まり、病院ではない場で、学生という立場でもできることをやってみたい、そして「誰1人取りこぼさず、その人がその人らしく生きられる社会をつくる」ということを目標にらしくじらという団体を立ち上げました。
初期メンバーの1人に今の食堂につながる教会に礼拝に通う方がいらっしゃいました。この教会の牧師先生は、「教会を地域に開かれた場にしたい」「子ども食堂のような居場所を作りたい」そんな思いをお持ちでいらっしゃいましたが、人手が、、といった課題から実現できずにいたというところでした。ということで”らしくじら”とインマヌエル長崎キリスト教会の皆さんとを引き合わせてくれ、今に至ります。
竹そうめん流し開催の経緯
そして今回くじら食堂では初となる竹そうめん流しを開催致しました!
実は去年メンバーやくじら食堂ボランティアに参加してくれたメンバーと共に竹そうめん流しをしておりました。実際に竹を使ってするそうめん流しが楽しかったこと、そして来年は準備して子どもたちも一緒にしたいと思ったことから、今年はそうめん流しをくじら食堂で開催しようと決意しました!
本番に向けて
昨年もお世話になった「へんちくりん」さんにご相談をし、今年は竹を切り出すところから実際に準備することが決まり、くじら食堂当日の1週前の10月13日に竹切り作業を行いました。
蛍茶屋電停から愛宕方面に登っていって、車で10分ほど。
竹林に囲まれ、草刈り隊長「メーたろう」のいる自然のあそびば「へんちくりん」に。作業は、竹の切り出し、運搬、長さを測って切り落とし、長い竹を真っ二つに割る竹割り、節とり、そしてヤスリがけといった工程を行いました。
竹林に囲まれて過ごす時間、無心に切ったり削る時間がとても心を癒してくれました。
みんなと作業だけでなく、話したり、マイ竹皿でカレーライスを食べたり、初スモアを楽しんだり、、竹そうめん流し実施前から楽しい時間を過ごしました笑
無事竹切り作業を終え、竹そうめん流し用の竹が完成しました。ですが、、問題が一つ。それは天候です。1週前の時点で長崎市の天気予報は雨。果たしてどうなるのか、
当日の様子
そしてそして迎えた当日。
前日に外の場合と、雨天で室内で行う場合と2通りのシミュレーションを行い、せっかくなら外で、でも室内も面白そう!?と思いながら、、
当日午前10時半ごろ。天気は曇り時折晴れ間。
なんとか外でいけそう!そう判断し、12時より少し前から流せるよう準備を行いました。
11:53 第一陣
こどもたちは7人、そして大学生や大人が10人ほど
そうめん流し無事スタートを切りました!
そうめんを逃すまいと待ち構える子、上流を位置取る子、右利きにとって難易度高めサイドに立つ子。
そうめん流し師に、ほぐし師、そうめんの器持ち師といった役割もうまれました。
12:15ごろ
ポツポツと雨が。一旦退避〜
こどもたちはもう満足といったくらいに素麺を食べたよう。中に戻って、炊き込みおにぎりや教会のお料理職人お手製のさつまいもとリンゴのケーキをいただきました。
この辺りで途中参戦のご家族が2組。中でそうめんを食べるも、そうめん流しもしたいとの声が。天気を外へ見に行くと、すでにポツポツ雨は過ぎ去っていました。
12:50 第二陣
ちょうどお昼頃来られたご家族2組と第二陣でそうめん流しを行いました。
その後も追加でそうめんを茹で、最後まで楽しみました。🎋
振り返り
今回の竹そうめん流しは今年度初の企画という企画で、私の中で少し挑戦でもありました。3月に大学を卒業し、一緒に活動したメンバーはみんなそれぞれ新たなステージに。くじら食堂という場を続けたい、その想いから4月以降も関わり続けて約半年。月に一度の機会、そこに十分に力を注げていない自分に葛藤を抱えながら、多くの方の協力を得て実施することができた竹そうめん流し。
実施までの準備から、とても楽しんでいる自分がいました。そして迎えた当日、子どもから大学生、お母さんお父さん方、そして教会の皆さんに至るまで、竹そうめん流しを通して自然と笑顔になる姿、「楽しかった〜」「竹そうめん流しいいわね」という声を聞けた時、私はこういう場・空間・時間を作りたかったのだと実感しました。
そして、くじら食堂の中で大学生が先輩社会人に相談をしていたり、小学生の子が生後10ヶ月の赤ちゃんと遊んでいたり、、そういった場面を見て、私たちが目標とする社会に、と次の活動へのパワーが湧いてくるようでした。
月に一度しかないくじら食堂。だからこそ、その1回で何ができるか、その1回をどう日常に繋げるのか、そんなことを日々考え研究しながら、貴重な1回を大事にしたいと感じた日でした。
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今回開催にあたって、
竹の準備にご協力いただいた「NPO法人環境保全教育研究所 へんちくりん」さん、竹準備メンバーの皆さん
当日ボランティアの大学生、学生団体の農楽部さん、読み聞かせ隊さん、教会のご支援いただく皆さん
本当にありがとうございました!今後ともよろしくお願い致します。
へんちくりんさん
▶︎https://henchikurin-2010.org/
農楽部さん
▶︎長崎大学 農楽部 (@tyodai_nogakubu)
読み聞かせ隊さん
▶︎読み聞かせ隊 (@yomikikase_3746)
らしくじら(今月の投稿もしますのでぜひ✨🐳)
▶︎らしくじら (@rashikujira_1010)