心を動かす話し方・印象力アップアドバイザーの”藤みゆ”さん
アナウンサー、インタビュアーとしての経験から現在、話し方・印象力アップアドバイザーとして活躍されている、藤 みゆさんにお話を伺いました。
藤みゆさんプロフィール
●出身地:福岡県
●活動地域:福岡県を中心に活動
●経歴:ANA客室乗務員、NHK福岡キャスター、東京・武蔵野三鷹ケーブルテレビアナウンサー、話し方・面接対策教室講師、フリーランス(MC・ナレーション他)
●現在の職業及び活動:「心を動かす伝え方・印象力」アドバイザーとしてスピーチサポートや企業研修(伝わる商品紹介・第一印象アップなど)に携わっている
●座右の銘:まあるく生きる
記者 本日はよろしくお願いいたします。
藤 みゆさん(以下、藤敬称略)よろしくお願いします。
「温度ある言葉には『人生を創る力』がある」
Q. 藤さんが思い描く夢やビジョンを教えてください。
藤 自分の持っている熱意とか想いとか、そういったものを言葉にすることで、わくわくと楽しめる人がたくさん増えるといいなと思っています。自分の言葉を躊躇せずに出すことで、自分の人生が大きく変わる瞬間がありました。日本には調和を重んじる、遠慮の文化がありますよね。日本人として、それがとても素敵な場面も もちろんあるのですが、一方では、熱い想いを持っているのに自分の中だけに収めてしまうという事も、仕事でインタビューをさせていただく中で感じることがあったんです。多くの方にお話しを聞かせて頂く経験を通して、その方が持つ熱い想いや、誰かの背中を押すような温かなエピソード、また考え方を、沢山の人に知って頂くお手伝いをしていきたい、と思うようになりました。
記者 想いを伝えることにワクワクする人が増えたら、どうなりそうですか?
藤 今、企業やチームのリーダーとして活動されている方の「熱い想い」や「信念」を、社員やチームメンバーに伝える時の スピーチサポートも させて頂いています。トップの「温度ある言葉」は 、何よりも 社員やメンバーの心を動かすと思います。みんなの士気が変わることで業績や成果にも繋がっていきますから、もしも 想いがうまく伝わっていない事があるのなら、本当にもったいですよね。
温度ある言葉には 「人生を創る力」があると信じています。
「非言語。ここが今肝になるところ」
Q. 藤さんの夢を具現化するために、どんな計画や目標を持っていますか?
藤 元々、自分が人前で話す側、インタビューをする側の立場でしたが、3年前に教える側にシフトチェンジしました。そして今年の1月に独立し、一人で仕事をするようになったので、今細かな計画を立てているというよりは、お受けする仕事に精一杯向き合い、お一人お一人のご要望に添えるようにしています。
主な活動は二つです。一つは、先ほども少しお話しをしました「スピーチサポート」です。リーダーや起業家の方の持つ 熱い想いに寄り添って、聞く人の「心」を動かす、言葉と表現のお手伝いをさせて頂いています。もう一つは、研修講師です。第一印象アップや、好印象のコミュニケーション力、届く報連相など、ご希望に合わせて行っています。
いただいた案件に対してどのようなサポートができるのかをヒアリングしながら、お一人お一人が今よりももっと輝けるような環境づくりのお手伝いをしています。
目標として力を入れたいところは、非言語の部分ですね。言葉以外から受け取る情報を強みとして持つとその方の魅力が格段にアップするんです。これは面接対策の講師をしていた際に気付いたのですが、生徒さんは一生懸命に企業研究をして立派な志望動機を作ってくるんですね。
話し方も何度も練習するのだけど、何か違う。届いてこないんです。
ある時、「ああ、心が固まってる」と気付いて、、。
「ちゃんと覚えた通りに言えるかな」と、心の中が不安や緊張でいっぱいなんですね。
どんな想いでその場に立っているのか、という「マインド」は、印象に大きく影響を与えます。
面接時に、不安や恐怖ではなく、「この場所にいられることが嬉しい。」「お会いできることに感謝します。」というマインドでいる事でオーラが変わる。それが非言語の力なんです。想いをここ(心臓の部分を指しながら)から発する「非言語力」をつけると、印象は大きく上がります。
もう一つ大切にしている事があります。私は「カリスマ 力」と言っているのですが、ご自分の強みや個性をのびのびと生かした表現をとても大切にしています。ご自分の持つ強みや 魅力的な仕草、得意な表現の仕方や感覚などを まずは知ること。それだけでも、その人らしさが ぐんと輝くんですよ。非言語。ここが今、自分の中で肝になるところだと思っています。ここをお伝えしていきたいなと思っています。
「強みを輝かせるお手伝いがしたい」
Q. その目標や計画に対して、現在大事にされていることは何ですか?
藤 その方の強みを、その方の特性に合った方法で 最大限に輝かせていくサポーターでありたいと考えています。
自分の強みがわからない、とおっしゃる方がいます。特に自分にしっかり向き合う内省タイプの方に多いように思います。本当はそこが強みなのに、違う方向にエネルギーを使ってしまうと、本来の良さが隠れてしまうこともあるんですね。「カリスマ 力」とも重なりますが、ご自身の強みと、その輝かせ方が分かると、本当に素敵に自分を表現されるんですね。キラッと輝く瞬間に立ち会える事が本当に嬉しくて!その瞬間が快感なんです(笑)。その人にしかない強みを発掘し尽くすために、「聴く」ことを大切にしています。
記者 人の話を聴く中でご自身が心掛けていることはありますか?
藤 「ただ聴くこと」を心掛けています。傾聴力などのスキルも もちろん大切ですが、一番意識していることは「ただ聴く、話し手にひたすら集中する」という事です。耳から聞こえる言葉だけじゃなくて「非言語が発する言葉」にも神経を集中しています。ここに、話し手の心の声があると思っています。
Q. その夢を持ったきっかけは何ですか?
藤 私は、自分が教える立場になるなんて思っていませんでした。ただ現役時代が長かったので時折、人前に立つときのスピーチのアドバイスが欲しいなどの依頼を個人的に受けていました。その中で、素敵な夢や信念を持っている人は自分の身近なところにも こんなにいるんだ、と気づいたんです。彼らがその「想い」を伝える事で、勇気をもらったり幸せになる人が必ずいる!と思いました。もしも私が、その「想い」を発信するお手伝いが出来るのならやってみたい、という気持ちが高まり、教室講師として活動を始めたのが3年前です。ちょうど子ども達も手が離れ、これからの自分の人生の「在り方」を考えるタイミングでもありました。ここからは、これまで学ばせて頂いた経験を お返ししていく生き方が出来たらいいな、と思いました。
Q. 教える立場になる背景には何があったのですか?
藤 声の仕事を始めてすぐに私は、自分がこの世界での才能がない事に気付きました(笑)。
私は声が細いですし、それゆえに表現力も本当に乏しかった。今でも大勢の人の前では緊張しますし(笑)。インタビュアーとしても、長い間、話しの広げ方にとても苦労しました。先輩方から沢山のご指導を頂きながら、ゲストの方に どうすれば気持ちよく話してもらえるのか、いつも研究をしていました。ですので、あがり症の方や、伝える事に苦手意識のある方の気持ちは本当によく分かるんです。だから今は、現役時代に痛い思いをしてきて良かったと心から思っています。あの時は、もう私には無理だ!と何度も思いましたけれど(笑)。
振り返ると、「言葉」には 人生を素敵な方向に動かしたり、誰かの背中を押したり、勇気を届ける事が出来る、そんな力があるのだという事を、沢山見せて頂き、学ばせて頂いた場所でした。言葉には人を幸せに出来る 想像以上の力がある。だからこそ、ワクワクしながら「想い」を言葉にして頂きたい、そのサポートを 心を込めてしていきたい、そう思っています。
記者 本日は貴重なお話をありがとうございました。
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【編集後記】
今回インタビューさせて頂きました、梅津・清水です。言葉や非言語の力に気づくことで強みを引き出す藤さんの言葉一言一言に力強さを感じました! 自身の強みを活かし、ワクワクする人生へご案内する藤さんの今後のご活躍を楽しみにしております。
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この記事は、リライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも記載されています。