*収穫まで気が抜けない!夏野菜の苗を虫さん達から守りましょう!
苗半作精神で、慎重に、懸命に作った野菜の苗が、
畑に定植するなり無くなった!
なんて経験ないでしょうか?
ポリポットから畑に定植したとたん、
そこは自然界真っただ中で、
幼い苗は突然その大自然に放りだされ、
身を守るすべもなく、あっという間になくなってしまうこと
少なくない。
せっかくここまで丁寧に時間をかけて育てた苗を、
ウリバエや根切り虫、ナメクジなどなどに食べてしまわれると、
やり場のない怒りに捕らわれ、もう畑なんてしない!とか、
もう自然なんて嫌いだ!なんてことになりかねないので、
しっかりと防除しましょう、虫さんから。
わが畑でも、しばしばそんな事件が多発し、
また種から蒔き直しかぁ~なんてガックシすることは日常。
防除も手間がかかるから、今回は大丈夫かな~なんて安易に考えていたら後悔する、ということをいまだに繰り返している。
虫さん達だって、食べていかなきゃいけないから、
手を抜いてくれるわけがない。
なので、自分の苗は自分で守ってあげなきゃいけないのだ。
ウリバエから苗を守る
ウリバエは、ウリ科の苗、
きゅうり、冬瓜、カボチャ、ズッキーニ、
まくわ瓜・・すべてのウリ科の苗を食べつくす。
苗が結構大きくなっていても食べ続けるから、
葉っぱはボロボロのヨレヨレ、
光合成なんてできないから成長もしない。
捕まえようと手を出すと、スルッと逃げられどこかに隠れる。
とっても困りものの虫なので、苗の本葉が4~5枚出るくらい
しっかりするまでは囲ってあげましょう。
光があるていど入るビニールで囲うけれど、
やはり光合成がしにくいのか、少し葉が黄色くなるけど、
しばらくすると成長してくる。
ウリバエは、淡路島では5月に入ってすぐに出てくる。
4月中に苗ができて、まだウリバエが出てきてないからと
袋をかけないでいるとこんな残念なことになる。
袋をかけるのがめんどくさくて、時々するのが、
ビニールではなく、藁や草で隠す、という方法。
上手くいくこともあれば、↓
上手くいかないこともある↓
あぁ・・冬瓜の苗作り直しや・・。
ちなみにウリバエを捕まえるのなら、日中より朝がいい。
葉の裏で睡眠中なので、寝とぼけて逃げないよ。
根切り虫から苗を守る
根切り虫、とは土の中にいる幼虫である。
黒っぽい土色で、土を掘ると時々出てこないだろうか、
丸まっている幼虫が。
この虫は、苗の新しい葉や茎を好み、
植えたばかりの小さな苗の茎をちょんぎり食べる。
再生不能な場所からかじるので、
切られた苗はもう葉も出せず、終わるしかない。
根切り虫は夜間にのそのそと土から這い出しては、
好物の茎葉を食べている。
昨日植えたばかりの苗が次の日見たら無くなっていた!のは、
根切り虫の仕業かもしれないね!
好んで食べるのは、茄子、ピーマン、などのナス科の苗。
苗を植える際に、植える周辺の土を掘って、こ奴がいないことを確かめる。
その後苗を定植し、1リットルペットボトルの底を切ったものを
スポッと被せ、3㎝ほど土に押し込んでおく。
これで、ほぼ大丈夫◎
ある程度大きくなった苗はもう食べられないから、幼い時だけでいい。
あまり大きくなるまで放っておくと、葉焼けの原因になる。
夏野菜苗の大敵はこのお二方だろうか。
このお二方から苗を守れたならば、
これから苗がぐんぐん成長し、夏野菜の収穫も目の前です!
それまでしっかりまもりましょう♪