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『命の授業』を終えた感想と今後。

第1回『命の授業』は、無事に10/3に開催することができました。
そして今後は、第2回の開催が決定、全国展開を目指すことになりました。

クラウドファンディングを終えて

まず最初に、クラウドファンディングにご協力いただいた皆さま、この度は本当にありがとうございました。

今回は、プラットフォームを使わずに自身のオンラインショップでクラファンに挑戦。
フォトブック&ポストカードセットの購入を支援とし、商品がリターンという形でした。

メリットは、手数料が安いこと。
デメリットは、拡散方法が自力ということ。

私にとって、新たな挑戦でした。

結果、当初の目標である100セットは、
わずか3日で達成。

100セットという目標自体、不安が大きい中で掲げたものでしたが、皆さまの応援、拡散、ご支援によって、予想を遥か上回るペースで達成することができました。

もちろん先生の力もありますが、
今回の結果は、4年前に挑戦したクラファンに比べて、応援してくれる人が確実に増えたことを感じ、私自身の自信にも繋がりました。

100セットを達成した後、先生と相談した結果、更なる挑戦として200セットというセカンドゴールを設定することになりました。

しかし、最初の100セットと比べると勢いが落ち、クラファン終了まで残り3日となった時、目標までは残り49セットもありました。


セカンドゴールは、無理かもしれない。

この言葉が、頭の中でチラつき始めました。

そんな時に思い出したのは、応援してくれている皆さまの応援やメッセージです。支援はもちろん、拡散やDMは、本当に力の源でした。

こんなにも応援してくれている人たちがいるのに、私が諦めたら顔が立たないという想いで、なんとか諦めることなく突き進むことができました。

皆さまのおかげです。
本当にありがとうございます。

そして、翌日。
クラファン終了まで2日を残して、目標の200セットを達成することができました。


本当に諦めなくてよかった。

4年前のクラファンでも感じましたが、毎回ドラマがある。挑戦して良かったと思える。これは、応援してくれた皆んなで起こした奇跡だと思っています。

そして、今回のクラファンは私の成長にも繋がりました。何事にも全力を尽くすことが、改めて大切だと実感させられました。

最終的には、200セットを超えてご支援をいただくことができ、心から感謝でいっぱいの気持ちです。


今後の展開

今後の『命の授業』の動きに関して、決まっていることが2つあります。

1つ目は、第2回『命の授業』を長野県内で開催し、県内で写真展、トークライブを開催すること。

これはセカンドゴールが達成した場合に、実行すると明言していたこと。まだ日程は決まっておりませんが、2023年内になる予定です。決まり次第、Instagramでお知らせいたします。

2つ目は、『命の授業』の全国展開を目指すこと。

セカンドゴールへの挑戦は『命の授業』の需要があるのかを試す意味合いもありました。もし達成した場合には、全国で開催できるように精力的に動こうと心に決めていました。

今後は、学校に募集をかけて、1年に1・2回くらいのペースで継続、発展をしていきたいと思っています。

その際には、またご協力をお願いすることがあるかと思います。どうぞ、よろしくお願い致します。


『命の授業』を終えた感想

授業当日は、疲れ果ててしまっていたこと、そして翌日は撮影が入っていたり、長野県にいたこともあり、あまりきちんと感想をお伝えしていなかったので、ここに書きたいと思います。

今回の生徒たちは各々別のクラスで、食品科学科の授業をとっている生徒たちが集まって1つの授業をする形でした。

30分以上前に学校につき、別室で待機。


授業の開始10分前、私は教室に入って準備を始めました。そこには、前の時間で教室を使っていた生徒たちがまだ多くいて、『あぁ高校生ってこんな感じだったなぁ』と思い出しました。

生徒たちは、授業の事前情報が何もなかったので『次の授業、何やるの?めんどくさ〜』という空気感の方が強いような気配を感じました。

ちょっとアウェイを感じ、不安が募り、一気に緊張が増しました。

『今日1日、私は教師。強く、自分らしく授業をするのが使命である』と自分自身に言い聞かせ、折れそうな心をなんとか保ちました。

そして、いざ授業開始。

私のイメージよりも遥かに上回って、静かになった生徒たち。先生から『きっと知らない人が来たら、何をしてもシーンとなります』という助言は受けていたものの、本当にシーンと静まり返りました。

外部講師を招くことは滅多になく、メディアの方が取材に来ていたり、他の先生が観に来られていたりという環境のせいもあったと思います。

でも、私には心の支えがありました。
それが、支援してくれた方々からの応援のメッセージです。

『いつものアカリさんで大丈夫』
『反応が薄くても、いつも通りの笑顔で頑張って』

支援してくれた方からのメッセージ

このメッセージを読んで、私は肩の力を抜くことができ、いつも通りで良いんだと思うことができました。この言葉に心の底から救われました。

授業中は、この言葉を“おまじない”のように反芻し、前半を乗り越えることができました。

途中休憩では、フォトブックを自由に見えるように教壇に置きました。

すると早速、『見ても良いですか〜?』と女子生徒たちが集まってきて、この牛が可愛いとか、この鶏がモフモフだとかを話して、交流をさせてもらいました。

生徒たちの反応が変わったのが、後半。

相変わらず授業中は反応が少ないものの、「目は口ほどに物を言う」というのは本当で、生徒たちの目が変わったのを感じました。

そして、授業は終了。


授業の内容は、大まかに言うと

私は子牛との出会いから『命』という正解のない問いを投げかけられ、自分なりの向き合い方、つまり『答え』を出しました。
皆さんの答えは、何ですか?

授業内容

という投げかけをした時間でした。


授業終了後、生徒たちに感想文を書いてもらいました。
30人全員のものを貰いましたが、ほとんどの生徒が用紙いっぱいに埋めていました。
そして内容を読んで、想像以上に聞いてくれていたし、伝わっていたんだと感じ、思わず涙しました。


今回の授業を終えて、先生から感想をもらいました。
本当は「授業、成功でした!」という一言を待っていた自分がいます。

でも先生からもらった言葉は、「この授業が成功だったかどうかは、答えはない」というものでした。
確かに『命の授業』に正解は存在しないし、授業が成功したかどうかは、今後の生徒たちの人生の中で、この授業がどう生きていくかだと思います。

さすが先生、本当に生徒のことを1番に考えた感想だなと思わされました。やっぱり平栗先生と挑戦してよかった。

ただ、先生から『生徒たちに命や人生を考えるきっかけになった』『第2回も是非!』とのお言葉をいただいたので、私としては使命を果たせたのではないかと思っています。

色々と改善点、反省点はありますが、まずは第1回『命の授業』を、皆さまに支えられながら開催することができてホッとしています。

たった2時間という短い時間だったけれど、今後の生徒たちの人生で何かに直面した時、少しでも授業のことを思い出して強く生きてくれたなら、そんなに嬉しいことはないと思います。

皆さま、ありがとうございました!!
※フォトブックを3冊、学校の図書室に寄贈させていただきました。


生徒たちからの感想

最後に、いくつかピックアップして、生徒たちの感想をご紹介させていただきます。

色々な命があるんだと改めて感じることができた授業でした。
家畜たちも殺されるために生まれたはずはなく、その大切な命をいただいて私たちは生きているのだと思いました。

私は今「本当にやりたいこと」というのが明確になっていません。でも「やってみたいこと」は沢山あるので、これから色々挑戦して、自分の答えを見つけたいと思います。本日はありがとうございました。

生徒の感想①

授業を通して、私たちが当たり前のようにとっている食事の裏では、沢山の悲しみや辛さがあるということを知れました。この気持ちを知れたからこそ、これからは当たり前だと思っていることに感謝して過ごしていきたいと思いました。

ニュージーランドでは「動物に助かる見込みがないと判断された時、出来るだけ早く天国へ送ってあげる」とありましたが、それは人間が決めるべきなのかなと感じました。

私は今まで「いただきます」を深く考えずに言っていたけれど、授業を通して、動物たちの命をいただいているという認識を強く持ちました。
さまざまな方のご支援によってこの授業が行えたということにも感謝していきたいです。

生徒の感想②

人生の中で本当に沢山のことがあって、辛いことも楽しいことも、生きているからなんだなと思いました。私が今、悩んでいるのも、生きているからなんだと思って、これからも生きていこうと思いました。

牛やニワトリなど食べているけど、命に感謝して「いただきます」と言っていただきたいです。

「逃げるが、勝ち」「やらないで後悔より、やって後悔」などという言葉に、とても胸が刺されていい言葉だなと思いました。
これからの人生、私も命というものを見ていくと思うので、色々とこのことを思い出して生きていく、乗り越えたいと思いました。ありがとうございました。

生徒の感想③


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