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こだわり。「動物の目線」
初投稿です。
初めましての方、いつも応援してくださっている方、改めまして家畜写真家AKAPPLE(あかっぷる)と申します。
noteを始めてみましたので、よろしくお願い致します!
初めての投稿は、私の写真のちょっとしたこだわりを書いてみます。
家畜写真家として名乗り始めたのは2017年。
それからもうすぐ2年が経ちます。
最初は自分が撮りたいものを撮っているという感覚で、それがどうして撮りたいのか理由の言語化ができませんでした。
私の写真の特徴
私が常に意識しているのは、動物の目線以下から撮ること。
殆どの作品が寝そべったり、しゃがんだりしながら近距離で撮影しています。
理由としては、私はズームで撮影する写真は動物との間に少し距離感を感じると思っているからです。
作品を作品として見てしまい、動物として見れないというか。
↑ズームで横顔を撮影
↓至近距離で目線を撮影
作品としても見て欲しいけど、私が見て欲しいのはレンズの中から見える動物たちであって、写真を眺めている間はその子たちのことを考えて欲しい。
いかに彼らを身近に感じてもらえるかを考えた時に、広角で間近で撮影することかなと思いました。
それで撮影しているうちに、何故か常に動物の目線を貰いたくなっていた。
そのことを私はよく「動物の世界観を感じてもらいたい」という風に表現していました。
普段はしゃがんだり寝そべったりして動物たちを見ないので、撮影中は世界がまた違うんです。
私はこの撮影中に私が感じている世界観を作品を見てくれる方にも感じてもらいたかった。
そうやって今まで言っていました。
でも、最近新たになぜ目線にこだわるかという理由を自己分析してみたんです。
目線をもらう理由
野生動物の写真って、超望遠レンズで撮影したりとか、走っていたり飛び跳ねていたり躍動感あふれる写真とかが多いと思います。
それでも、私が至近距離からカメラ目線を狙う理由。
それは、字のごとく目を合わせてみて欲しいから。
ペットでも目と目が合った瞬間に運命を感じる・・・とか、人でも一目惚れするとかってあるじゃないですか?
そんな感覚というか。
牛さんと、豚さんと、鶏さんと目を合わせてみて欲しい。と単純に思いました。
野生動物では難しい至近距離での撮影が可能なのは、日頃からお世話している農家さんのおかげでもありますね。
私のコンセプトは「いただきます」を世界共通語へ。
これは、「いただきます」を言いなさいとか、お肉を食べなさいとかそういう意味ではなくて“私の気持ち”。
そもそも家畜写真家になろうと思ったのも、動物たちに何かできることはないだろうかと考えたのがきっかけでした。
私はお肉を食べるけれど、せめてこの子達のことをもっと世の中の方々に知って欲しいと思ったし、「いただきます」という言葉が挨拶だけではないということを伝えていきたいと思いました。
言葉ではなくて動物たちと目を合わせて、そこから自分で考えて見て欲しい。
そういう想いで活動しています。
終わりに
実は、「なぜ私は目線にこだわっているんだろう?全部同じような撮影の仕方だ。」とちょっとネガティヴになっていた時期がありました。
撮影が終わって見返してみると、なんだか同じような写真たちばかり。
アート作品としては、もしかしたら良いとは言えないかもしれません。
でも言語化できた今、スッキリしました。
これで自信を持って目線の写真を撮り続けられる。
もちろん、目線じゃない写真もたくさん撮りますが、今後も動物たちが許してくれる限り目線を撮り続けていきたいと思います。
是非、写真展に足を運んでいただく際には動物たちと目を合わせて見てくださいね。
全ての写真で目が合わせられる、「eye to eye (アイトゥアイ)」って名前の写真展でも開きたいなぁ〜!
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