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コミュニケーションセミナー②

皆さんは「自分はコミュ力ある」と自信を持って言えますか?

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はい、あかっぱです(^^♪

今回は今私が受けている「コミュニケーションセミナー」を受けて感じ、気づき、学んだことをまとめていきたいと思います。

世間体を気にしてしまう日本人

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「これを言ったら周りの人はなんて思うんだろう?」

「こんなことを言ったらほかの人から嫌われないだろうか?」

皆さんにもこんな風に思ってしまった経験が一度や二度は必ずあるのではないでしょうか。
私は毎日あります笑

でも、これは「日本人の文化」です。

アメリカでは、個人や自身の主張が大事にされます。ゆえに考え方として「周りに迷惑をかけるのは当たり前」というのが社会の認識です。これはつまり、「私が…」という「I」の視点です。

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逆に日本では、世間や間柄の中の「個」が大事にされます。つまり、「相手は…」という「YOU」の視点です。

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それが顕著に表れるのがお土産の渡し方。

日本ではお土産を渡すときに「つまらないものですが」と自分を下げて、相手をあげる、という自分と相手の「関係」を大事にします。

それに対し、アメリカでは「これ、おれの好きなものだから」「これ、めっちゃいいものだから」といってお土産をあげるんです。つまり、「自分が『いい』と思うからあげる」という「I」の視点なんです。

この「I」と「YOU」の視点の違いは、「失敗」に対する捉え方の違いにも表れます。

日本では、会社を倒産させてしまったら「一巻の終わり」というイメージがあるし、現に銀行では「マイナス」の評価になり、銀行はなかなかお金を貸してくれない。しかし、アメリカでは銀行は会社をつぶしてしまった人は「そういう経験がある」ととらえられ、それ自体に「マイナス」の評価はないんです。

つまり、日本人は「倒産=失敗」という認識があるが、アメリカでは「倒産=経験」という認識なのだ。これは、日本が「周りの中の『個』」を大事にするがゆえに、「周りに迷惑をかけること=悪」という認識があるからなのだろうと思う。

しかし、日本人は世界的に見ても「精神性が高い」。

現に、東日本大震災の際には、配給に対してちゃんと列を作って並んでもらうことができる。「我慢」「他人に迷惑をかけない」というのはそれ自体は必要なことだし、大切なことだ。

なので、「I」と「YOU」で、どちらが「よく」て、どちらが「悪い」ということはない。

しかし、それが行き過ぎてはいけない。

だから、周りの人を気にしながらも、自分の意見や主張をできることがこれからは必要になってくる。

相手を見る視点

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目の前に恋人がいるとしよう。

その恋人を見る「視点」は二つある。

一つは「恋人からみて自分はどう見えているのだろうか?」という視点
もう一つは「恋人は今どんなことを考えているのだろうか?」という視点

この二つは似ているようで異なる。

一つ目の視点は、相手を見ているようで実は「自分」を見ている。ベクトルとしては「相手から自分」という向きだ。
それに対し二つ目の視点は、「自分から相手」という向きだ。

この一つ目の視点は、「これを言って嫌われたらどうしよう」「変に思われたら?」「恋人が嬉しいことを言わなければ」「恋人に会わせなければ」という思考につながる。

お気づきの通り、これは「I」の視点と「YOU」の視点と同じだ。

先のように、世間や社会という「大きな集団」だけでなく、恋人と私のような「一対一の関係」でも「I」と「YOU」の両方の視点がある。

しかし、恋人といるときには「私はこう思うよ」「あなたはどう思う?」というように、「I」の視点ではなく、「YOU」の視点を大事にすべきだ。「I」の視点は、一人の時に自分の行動を内省するために使うべきである。

ほめる技術

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あなたは学校の先生だ。クラスの子が「先生、見て~テストで100点取ったの!」と言ってきたとする。あなたなら、この子に何と言ってほめますか?

「すごいね!」「よくやったじゃん!」「頑張ったね!」

こうした声かけはいわゆる「賞賛」である。これはこれで絶対大切だ。

しかし、こんなほめ方もある。

「すごいじゃん!なんでそんなによくできたの?」

これはその子が「なぜよくできたのか」を考えて、さらに自分に成長してほしい、という思いがあるから出てくる言葉だろう。

しかし、これは先の「I」か「YOU」かでいえば「I」だ。

では、「YOU」の視点もあるはず。

そこで、その子が「見て~」と言ってきたのはなぜか?

それは「賞賛してほしい」という気持ちと同時に、100点だったという喜びを「共有したい」から。

そう考えれば、自ずと次に出てくる言葉は決まる。

「先生も嬉しいな!」

こうした「私は○○」というメッセージは「Iメッセージ」と呼ばれる。そしてこの「Iメッセージ」は様々な場面で使える。

例えば、片付けをしない子を注意するときも「片付けしなさい」というよりも、「お母さんは片付けしてくれたら嬉しいな~」と伝える方がいい。なぜなら、子どもも「片付けをしなければいけない」ということはわかっているのに、上から目線で言われたらいい気がしない。でも、「お母さんは片付けしてくれたら嬉しいな~」だと立場は対等になる。

同調と共感

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「同調」と「共感」

似ているけど、なんだか違う気がする。でも、その違いを上手に伝えようと思ったら難しいのではないだろうか?

具体的な場面で考えるとわかりやすい。

例えば、友達から「あー、テスト0点だったーもう一生の終わりだー」と言われたとしよう。

同調なら「あー俺もだよー、もうどうしよう…」
こうして、一緒になって気持ちはどんどん落ちて行ってしまう。

それに対し、共感は「その気持ち、わかるよ。今回のテスト難しかったよな。」
でもこの場合、「まあ、次があるよ!」とプラスの方向にもっていくことができる。

これは「同意」と「合意」、「受け止める」と「受け入れる」、「和して如何せず」にも繋がる。

違いをあえて言葉にするとすれば、「相手の考えと、自分の考えや思いを100%同じにする」か「自分の考えは持ちつつ、相手の考えにも『そういう考えもあるよね』と思える」か。

ここでも、「YOU」の視点だけになってはいけない、ということにもつながる考えなように思う。

具体的なコミュニケーションのテクニック

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さて、コミュニケーションの具体的なテクニックの話の前に、人の心は一定ではないよーというお話。

当たり前だけど、人の気分や感情にはプラスの時もマイナスの時もある。そして、その気分や感情の状態によって、相手にしてほしいことも変わってくる。

マイナスの状態:『受容』『傾聴』『肯定』『承認』👉「カウンセリング」

プラスマイナスゼロの状態:『導き』👉「ティーチング」

プラスの状態:『引き出す』👉「コーチング」

なので、まずは相手がどんな状態になるのかを見極めることが必要になってくる。そのうえで、カウンセリングの段階で相手に気持ちよく話をしてもらうテクニックとして5つ、紹介する。

① うんそうや : 「うんうん」「そうそう」「ハイ!」

② さしすせそ : 「さすが」「知らなかったー!」「すごい!」「センスいいですね~」「そうなんですね~」

③ はへほ : 「はあ~!」「へ~!」「ほ~!」

④ ミラーリング : オウム返し、相手と同じ行動をする
  例)「お年玉1000円もらったんです」👉「へー、お年玉で1000円もらったんですね!」

⑤ ページング : 相手の話のペースに合わせる 

こうしたテクニックを自分のものにするにはどうしたらいいか。

その方法は3つかなと思う。

① とにかく繰り返す

② いっぱい失敗する

③ 人に教える(復習、アウトプット)

そうやって「型」を自分のものにすると、自分の「コミュニケーション」のスタイルの幅が広がるし、自分がどんな状態でも、相手がどんな人でもコミュニケーションが上手にできるようになる。

また、そうした「型」を意識することで、自分のコミュニケーションの癖やスタイルが見えてくる。そういう段階になれば、「型」はいらなくなる。

武道の世界でいう「守」「破」「離」と同じで、最初は「型」があってこその自分なりの「コミュニケーション」なのだろうと思う。


「I」の視点と「YOU」の視点のバランスという「考え方」と、テクニックという「型」を自分のものにしていくこと、この両輪でコミュニケーションの力を高めていくために必要なことなのではないでしょうか?

あかっぱの学びは続く…


最後までお読みいただきありがとうございました。


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