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ファシリテーションセミナー②

こんばんは、あかっぱです(^^♪

今回は、ファシリテーションセミナーで学んだ、「よいファシリの構造」をまとめていきたいと思います。


ファシリの目的は?

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なんでそもそもファシリをするのでしょうか?

ファシリをする目的はなんでしょうか?



円滑に話し合いを進めるため

みんなの意見をまとめるため





いろいろあると思います。その中でも大きく3つに分けられます。


① 問題解決
② 情報収集
③ 情報共有


その中でも、特に大事になってくるのが「① 問題解決」だと思っています。


ここで、「問題解決」というと、ファシリをしながら、何か、すんばらしい「答え」がでなければいけないように感じるかもしれません。


しかし、違います。





ここでの「問題解決」とは「(話しているテーマに対しての)参加者のポジティブな納得解を得ること」だと私は思っています。

このことについては後で具体例を交えながら話していきたいと思います。



ファシリの構造

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ファシリの目的が分かったところで、いよいよ次は「方法」です。

「方法」といってもスキル、テクニックなどもありますが、そうした木でいう「枝」の部分ではなく、今回は木の「幹」に当たるファシリの「構造」を考えていきたいと思います。






では、ここで質問です、デデン!


あなたはボクシングの世界チャンピオンです。今日はいよいよ世界の防衛戦です。

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さて、あなたは試合に向けて、どう過ごしますか?


A. 寝て過ごす

B. ウォーミングアップをする

C. 別の世界チャンピオンと一戦戦う




多くの人が B. でないでしょうか?

寝てリラックスする人もいるかと思いますが、流石に試合の直前まで寝ていることはないですよね。

逆に、いかに大事な試合だからといって気合を入れるために、本気の試合をする、ということはないですよね。


なにが言いたいかというと



「試合」という山場に向けて、徐々に上げていく



このイメージが大切ということです。





これをファシリに置き換えると


テーマについての一番の盛り上がりポイントに向けて、徐々に場を盛り上げていく


これが「よいファシリ」の構造なのです。


これを言い方を変えれば、ファシリをしながら「起承転結」でいう「起」「転」「結」をつくることです。



具体的には

「起」:自己紹介、アイスブレイク、雑談で場を和ませる
「転」:「え!?」「うっ」「そう言われれば」など常識や思い込みを揺さぶりながら、参加者を当事者意識にしていく
「結」:参加者の中でのポジティブな納得解に向けて話を収束させていく

実は、この「起」では、場を和ませるだけでない、重要な意味もあるが、それは次回!



「わかった!」のあとに・・・

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さあ、何となくファシリの構造がわかったぞ!という段階で終わったあなた!



キョロキョロ


はい、わたくし、あかっぱでございます。

なにを隠そう、わたしくしあかっぱは、セミナーを受けて「うん、何となくわかったぞ」という気になりました。


しかーし、こうして文章に書きながら気づいたのであります。

いかに自分が、具体的にこの「起転結」に沿う「よいファシリ」がイメージができていないことに

そこで!


あかっぱ自身の勉強のために、この具体例を考えてみました。



設定:仲良し5人組で久しぶりに会った時の会食(Fがファシリ)


A : 「最近、仕事がうまくいかなくてさ」
F   : 「具体的には?」
A : 「何やっても上司に叱られるんだよねー」
F : 「例えば、どんな時に怒られたの?」
A : 「例えば、○○をやったときとか・・・」
F : 「そっかー、Aくんは○○とか、△△とかやったときに上司に叱られるってことがあるんだね。Bそれ聞いてどう?」
B : 「うーん、でもそれってA君がなにかするといつも上司の人は怒るの?」
A : 「いや、いつもってわけじゃないんだけど」
F : 「じゃあ逆に、Aくんが何かやって上司に褒められたことはある?」
A : 「そうだなー、あ、最近だと××したときにはちょっといいじゃん、って言われたな」
F : 「それ聞いて、Cくん、どう?」
C : 「A君はもしかしたら、叱られたことに目が行きすぎちゃって、褒められたり、叱られてないときのことに意識が言っていないのかもって思ったよ」
F : 「みんなもAくんみたいなことない?Dくん、どう?」
D : 「あー、僕もすごくあるよー。つい昨日、上司に叱られて『あー、なんでこの上司はこんなに自分にばっかり叱るんだ』って思った。けど、今思えばちゃんと認めてくれてる時もあったなって」
B : 「あー、おれもおれも。叱られない日の方が少ないわ」
C : 「僕も、ちょっと叱られただけで、めっちゃショック受けるし、『めっちゃ叱られた』って思ちゃうな」
F : 「A君、みんなの話聞いてどう?」
A : 「みんなも叱られてるのわかったし、自分もちょっと叱られただけで過大に叱られたって思っちゃうところあったなって反省した。」
F : 「でも、そうやって叱られながらも、毎日仕事に行ってやるべきことやってるA君がすごいと思うけどね。それに、A君がこうやって自己開示してくれたおかげでみんなも同じように悩んでいることをシェアできたよ。ありがとう。」



さあ、ここまでの架空の話。A君の「仕事がうまくいかない」というテーマに対して次のようなアプローチをしました


① 本当の問題は何かをはっきりさせる
② みんなの問題にする
③ みんなで問題を考える(問題解決する)
④ 反省だけに留めず、「話してよかった~」と思ってもらえるような終わりにする


「起」として、この話の前にはおそらく雑談があったとしよう。

そのうえで、「仕事がうまくいかない」という問題を「○○や△△のときに上司に叱られる」「叱られたことを過大評価してしまう」という問題にし

「転」として、問題をはっきりさせることでA君だけの問題ではないことに気づけて、全員でその問題について考え、経験をシェアしたりすることで問題の解決に向かう

そして、最後に「結」として、A君が反省するだけでなく、A君のそんな姿も価値づける


そんな一連の流れができあがるかもしれません。





しかーし!!!!


あかっぱはここで、こんな事例を書きながら一番大事なことを忘れているのである。

皆さんはお気づきだろうか?

それは








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「本当にA君の悩みを解決したい」

「B君、C君、D君、E君にとっても意味ある話にしたい」

という、相手への想い

「A君が本当に悩んでいることは何だろう?」

「ほかの人も同じように悩んでいるのではないか?」

という、絶対的な相手への興味

そして

「A君なら大丈夫」

「B、C、D、Eくんに話を振ってもA君にとって必要なことを言ってくれる」

という信頼


それらがこの事例には全くありません!

(架空なので当然ですが・・・)


しかし、実際にファシリをする際には、そうしたファシリをする人の感情が、ファシリをする場には一番伝わるのだと思う。


逆に、「構造」を学んだからこそ、そうした「想い」や「感情」、「配慮」を忘れてはいけない、と事例を書きながら自戒の想いを抱きました。



正直、この事例もいいかわかりません。

実は今回、この事例を考えるのに苦労しました。

本当なら、自分がやって「これはよかった!」というファシリの経験を事例としてあげられれば良いのだが、それがないからです。


今回、得た「よいファシリの構造」を眼鏡にして、「よいファシリ」を受け、やり、自分のものにしていきます!





最後までお読みいただきありがとうございました。


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