【あかっぱのブラジル協力隊活動記】Vol.54
こんばんは、あかっぱです(^^♪
今日はいよいよ語学テスト当日。
このテスト前の緊張感も久しぶりで、それもまたこの年代になってなかなかできない経験。
で、肝心のテスト自体は、60点が合格ライン。
テストそのものも、60点配点のところまでは比較的簡単だけど、最後の方はかなりリスニングもライティングも難しくて、流石に今までの小テストとは違うなと思いました。
でも、テスト後、アンドレアに会って話を聞いたら
「全員80点以上。大丈夫」
と言っていたので、一安心。
テスト受けながら、なんだか高校入試や大学入試の時の英語のテストを受けているときと同じ感覚があったんです。
でも、そう考えると、少なくとも英語で言えば中学3年間の英語の学習程度の内容を、このたった3か月で学習したんだなって思うと、不思議な感覚。
2か月前まではポルトガル語で書かれた文章も、話している言葉も全くわからなかったのに、今では単語はわからないところがあったり、長い文章だと理解に時間がかかるけど、でも「わかる」ようになっている。
これってすごいなって。
大袈裟だけど、新しい言語を学ぶって、本当に自分の世界が広がる感覚なんだなって。
そして、午前中にリスニングとライティング、午後にスピーキングのテストがあって、自分は一番最初だったから13時30分頃からは自分の部屋で待機。
「終わったー!!!」
という気持ちはあるにはあるけど、自分でも意外なほど冷静で、やっぱり大事なのはこれから!
で、実は今日はここからが熱い時間で。
夕食後には、バレー経験者の方々が計画してくれた「バレーボール7」が。
昨日もテスト前にもかかわらず、ほかの人たちの熱量に感化されて2時間練習してしまったくらい、自分の中でも楽しみだったんです。
7人制バレーで、チームメイトも完全にバラバラで組まれて、昨日練習した時からわかっていたけど、みんなめちゃくちゃ上手!
自分の班はリーダーの女性の体育隊員のにいなさんがビシバシ、でも冷静にチームを引っ張ってくれて、最年少のサッカー男をはじめ、上手な皆さんのおかげでなんと優勝!!!
「優勝」って響き、何年ぶりだろうか。
あの歓喜の瞬間は、この訓練所生活の中でも一二を争うくらいに熱い瞬間でした。
でも、ここでもすごいのはみんな勝ちにはこだわるんだけど、「バレー」、もっと言えば「スポーツ」そのものを楽しんでいること。
フェアプレーなのはもちろん、タッチネットなども審判にやじを飛ばす人は誰もいない、むしろ「次、次!」と前向きな声に溢れている。
そして、実は、今回のバレーボール7は、15分マッチ、全チームが2試合やって、その勝利数で決勝戦をやるという方式だったのですが、残り時間からして明らかに勝てないとわかっていてもだれも投げやりにならない。
また、勝利数的に決勝にいけないとわかっている試合でも、全力で最後までやっている。
バレーボールそのものの面白さもすごくあるけど、誰もミスした人を責めない、みんなが生き生きとやれる場だから、見ている方も最高に盛り上がる。
そして、バレーボールが面白いのは、一人上手な人がいても勝てないところ。
逆に、自分はアタックとか、サーブは全然だけど、とにかくブロックはできるって思ってたからそれだけはやろうって思ったら、いいところでチームに貢献出来た。
その分、アタックはほかの人がガンガンに決めてくれて。
そうやってそれぞれの人の短所や長所がうまくハマれば勝てる。
それが面白い。
正直、バレーボールをこんなに真剣にやったことってなくて、中学時代はバレーって「ミスしたらどうしよう」ってびくびくしながらやってたから、こんなに楽しくバレーができたのは初めての経験。
そのあと、みんなで近くのコンビニでビールを飲んだところまで含めて、本当にいい時間だった。
この経験も、訓練所に来てなかったらできなかったので、本当にいい経験をさせてもらったなって。
さて、明日からは最後の週末。
楽しいこと間違いなし!
最後までお読みいただきありがとうございました。