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【あかっぱのブラジル協力隊活動記】Vol.16
こんばんは、あかっぱです(^^♪
今日は、「相手があっての自分。自分があっての自分。」という話を。
昨日、お風呂に行ったら、普段よく話す人が誰もいなかったんです。
一人で湯船につかっていたら、一人のシニアの方が入ってきて、話しかけてみることに。
そしたら、めちゃくちゃ面白かったんです!!!
前に少しあいさつに毛が生えた程度にお話しさせてもらったことはありました。
その時から、物腰は柔らかいし、笑顔が素敵だけど、どこか威厳がある方だな、と思っていたら、なんと会社の社長を約30年やられた方でした!!!
そういう人が、おごり偉ぶらず、ふらっといるから、訓練所は面白い!
特に、その人の会社の経営の話が面白かったんです。
例えば、5000万円の利益が出たときに、設備管理費で2500万円、債務返還で2000万円だったら、利益は500万円しかないのに、たいていの社長は財務諸表も読めないから、利益が出たら「よっしゃー」っていって投資しちゃう
などと言われれば「そんなことあるの?」と思ってしまいがちですが、実際にその世界にいた人から聞く話なので、めちゃくちゃ面白いんです。
その中で、営業の話もありました。
営業といえば、僕の中では勝手に、
「いかにお客さんを口で丸め込んで、商品を買ってもらうか」
という嫌なイメージがあったんです。
でも、その社長は
「営業の目的は、お客さんの満足度をいかに上げられるかだよ」
と言いました。
続けて
「何でもある平均的なお店は売れない。最初にターゲットを決めて、その人が買いそうな商品を揃えることが大事」
と語っていて、なるほど!と思いました。
お客さんの立場に立てば、ありきたりのものばかりあるお店より、買うのは一部の人でも、その人が「ほしい!」と思うものが置いてあるお店の方がそのお客さんは何度も行きたいと思います。
逆に、元々そういう商品に興味がない人も、そういう個性的な商品に惹かれることもあるのかな、なんて経営や営業のことを全く分からない素人なりに思いました。
そして、さらに言っていたのは
「お客さんの満足度を上げるためには、従業員の満足度を上げる必要がある。だから、従業員が働きやすい職場を作るんだよ」
と言っていて、ただただ「なるほど」と勉強になるばかりでした。
でも、そう考えると、何でも一緒だな、と思ったんです。
従業員の方が生き生きしているお店にはまた行きたくなるし、物を買いたくなる。
学級経営でも、子どもに喜んでもらうためには、教師が疲弊していては難しい。まずはこどもに接する教師が元気だったり、喜びを感じられないといけないのです。
協力隊の活動も、現地でどんなに「これいいですよ!」って訴えかけても、ぶすっとした、「この人とは話したくないな~」と思うような人だったら聞く耳を持たないと思います。
結局は「自分自身が喜び溢れる生き方ができているのか」であり、
いかに「相手」を見ているかどうか。
そしてそして
自分(会社で言えば、従業員)が苦しかったり、つらかったり、イライラしている状態で、相手に喜んでもらおう、というのはなかなかに難しい。
まずはなんでも「自分」であって、「自分」あっての「相手」だなと。
改めて、会社の社長を長年やってた人とふらっとお風呂に入って、裸の付き合いで、なんでも聞きたいことを聞ける環境がありがたいなと思います。
さて、そんな私自身、数年前まで「自分」を大事にすることも、そして「相手」を大事にすることもできていなかったんです。
でも、それができるようになって、「人」としてすごく成長できているなと最近感じています。
それは、今の訓練所にもすごく似た感覚があるオンラインコミュニティに参加させてもらって、たくさんの心の通った仲間とかかわって、話して、気づきをたくさんもらってきたから。
その、私自身が所属しているオンラインコミュニティ「NEXT ROAD(NR)」が見学の募集をすることになったので、もし興味のある方は、下のURLからご覧ください。
https://nextroad-education.com
最後までお読みいただきありがとうございました。