2度目の秩父宮(青パンツ編)
(10年くらい前に草ラグビーの50代青パンプレーヤーだった時のお話です。)
秩父宮が呼んでるぜぇ
所属している海洋ラガーの同報メールで、6月14日に秩父宮で試合があることを知りました。
40代後半に体調を崩して、その後50歳になる直前にサカナの仕事から離れたりして、なかなかグランドに戻ってこれなくて日々悶々と過ごしておりました。
気が付けば50代も半ばになって、赤パンツでプレーする日も近づいて来ています。
秩父宮での試合まであと2ヶ月弱しかありません。このところ仕事場までの往復20キロを毎日自転車で通ったりして積極的に体を動かしてはいるんですが、草ラグビーといってもコンタクトプレーに実戦から随分と離れている身体がもつか不安です。
これから毎週土曜日に練習に参加して、1か月前の5月25日の房惑さん(千葉の不惑チーム)との定期戦を復帰戦として "ロクテンイチヨン" の秩父宮戦に臨みます。
いかにもボールを持ったら突っ込むだけの私らしい無謀で能天気な計画ですよね。
でもね、能天気と言っても小さな事には動ぜずに前向きに対応してるんだし、とにかく秩父宮が呼んでるぜぇえ。
決戦ロクテンイチヨン
2か月前の久々の練習で両足首がパンパンに腫れあがり、1か月前の房惑戦では開始早々にラックに突っ込んだ時に当たり負けしてはじかれて、右目の下に大きなパンダマークを作って散々な目に遭いました。
そんなこんなでいかにもテキトーで能天気ではありますが、なんとか快晴の秩父宮にやって来ました。
私が所属している海洋ラガーは全国の水産系大学のラグビー部のOBのチームです。
東京海洋大のOBの方を中心にメンバーも多いので、その他の大学の混成チームを相手に40歳から60歳までと60歳以上の2つのチームに分かれて15分ハーフで計4本の第3試合にエントリーです。
私はもちろん40歳から60歳までの白パンツ(40代)と青パンツ(50代)の混成チームで前半7番で一番最初の15分間が出番となりました。
いよいよキックオフ
そしてキックオフのホイッスルが鳴り響きます。
いくつになってもこの瞬間の緊張感はたまりませんねぇ。ピリッとしますわ。
開始早々に自陣深くのモールから味方のスクラムハーフが蹴ってそのボールを自分で獲って前に出てポイントができます。
すかさずフォーローしてイーブンボールを獲りにラックになりかけのところ目掛けて頭から突っ込みますが、その時に踏ん張りが効かずに早々に足首を痛めてしまいました。
あとは両足の先端の感覚もなくノタノタとボールを追いかけて、自陣ゴール前に釘付けになりました。
敵陣に攻め込んだ時にやっとタッチライン際でパスを受け取り数メートル走ったところで最初の15分の終了となりました。
激闘を終えて
あと数年で還暦のオジンにしては、気合も十分でバリバリのつもりでおりました。
しかしながら草ラグビーとは言え、10年近いブランクを2ヶ月くらいで埋められるほど現実は甘くはありませんよね。
このテキトーなところは治らないので持って生まれたものと諦めて、いい切っ掛けになったとポジティブに考えて、これからは怪我の予防をしっかりして、赤パンツになってもプレーを楽しみたいと思います。