day7- 砂山 ‘Sunayama’ (KRUBERABLINKA 1st Album Episode)
(facebook初回投稿2020.2.4)
track 4 砂山 ‘Sunayama’
ここからの2曲は、2011年3月の東日本大震災直後に作られて録音したものです。
当時のことも少し書いていますので、しんどい方はお読みにならないでくださいね。
クルベラブリンカの1stアルバムは、あの日を通り過ぎながら作られました。
私たちは被災地から遠い関西にいて自由に動ける立場でしたから、今思えばバンバン作品を作ることは別に悪いことでもなんでもなく、本来の仕事をいつも以上のクオリティーでするべきだったんでしょうけど、当たり前ですが日本中が重く沈んだ空気で、作られた音楽にもそんな気持ちが編み込まれていると思います。
『砂山』は、そんな中で毎日目にする映像や人々の姿に寄り添って歌詞を書きました。
とても重いトーンの曲なのですが、歌謡曲的なブルース(演歌)の要素もあって、ライブなどで演奏する前のMCでは『紅白出場を狙って書きました』とかおチャラけたこと言ってるんですけどね。実際には深刻な時期の曲なんです。
だって、録音するのにパソコンの電源入れるだけでも『すみません』っていう気持ちがありましたよね、あの頃は。
覚えている方も多くいらっしゃると思いますが、東京、東北の電力会社が『計画停電』を行なっていた時期ですものね。とはいえ、勿論サウンドには私たちのハートがふんだんに投入されています。
ここは節約していません。
そして、広美のギター、Ogan-chanのフレットレス・ベースが泣いています。
2016年の歳末ロックショーでの '砂山' の演奏を貼っておきます。このライブでのBassは鎌田 学(鎌ちゃん) です。
Bass soloも少し♡
次回はこのアルバム・エピソード最終回。『業火』のいろいろを書きます☆
(収録曲)
Don’t be so mad
太陽 ~Taiyo~
だれも ~Daremo~
砂山 ~Sunayama~
業火 ~Goka~
(Musicians)
赤尾和重 Kazue Akao / vo
鈴木広美 Hiromi Suzuki/ g
岡田英之 Hideyuki Okada/ kb
泉谷ボン賢 Satoshi Izutani/ ds
小笠原義弘 Yoshihiro ’Oganchan’ Ogasahara/ b (guest)
*Album Data*
https://kazueakao.com/Kazue_Akao/cd_kruberablinka.html
*Album Trailer*