Day3-‘Blame Of Storm’ (Album ‘ENMA’ episode)
2020年8月にリリースした3曲入りEP 'ENMA'のエピソード
本日は2曲目の’Blame Of Storm’ です。
Track 2 ‘Blame Of Storm’
悶着ナンバーここにあり!
この曲は、広美がベーシックを録って送ってくれた当初から一悶着も、二悶着もありました。
「広美、これ、ギターソロ、もっと弾きたいんちゃうの?」
「もっと弾きたいんちゃう?」は、
「もっと弾いてほしいなぁ」と同意です。
ボーカリストってなワガママな生き物です。
悶着メーカー・レースで優勝間違いなしでしょう。
「えーー? そんなことないけど、、、
えぇで〜 もっと弾こか?」
広美氏もきっともっと弾きたかったに違いありません!!!
そんなこんなで、ギターソロがたっぷり聴けてドラマチック大盛りになりました。
歌の部分は、AメロだかBメロだか忘れたんですが、短くしてもらったり、結構こちらからオーダーも出して、またもや一悶着!
構成が最初からノーマルな 『A-B-サビ』ではなかったので、「ここは何かな?歌っていいのかな?」って考えながら歌をつけていかなければならなかったのですが、実はこの作業も結構楽しいのであります。
広美から来るベーシックは、いつもインスト音源のみで解説やチャートはないので、どこに歌を入れるのかはこちらの想像力で決めていきます。
だいたいは広美の考えと合ってるけど、たまには当然違ってることもあり、そんな時はまた悶着に突入!!
出来の良い方に落ち着くことになります。
Badi Badi歌っているのは アース先輩の教え
ギターソロ後のCメロはトラディショナル風味なメロディーをつけたものの、ハモるのがすごく難しくて苦労したけど、その後のBadi Badi言ってるとこはノリで歌いきれるのでメチャ楽しく歌えたりと、いろんなシーンが出てきて作りながらクルクル目が回った曲でした。
で、この『Badi Badi』なんですけど
歌詞を考えている時期にEarth, Wind & Fireの盛り合わせ(世間ではベスト盤とも云う)をよく聴いていて、名曲 ”September”のあの部分からインスピレーションを得ました。
ほら、あのサビの、バーディヤ〜♪ とか、バーディル バーディル♪ とかメッチャご機嫌なところです。
クルべラブリンカだと暗くて、申し訳ありません アース先輩!!
敬意を表して先輩のも貼っておきます!
詞を書いたのは中2のわたし
歌詞は、中2時代に書いた詩をベースにしました。
え? これ完全に中二(厨二?)病やんっっ!!!!!
鉄柵とか、コンクリートとか
昭和なテイストはそのまま残しています。
あの頃はPaul Simon先輩や荒井由実先輩をよく聴いていましたが、なんかちょっと理屈っぽい詩を書く、暗〜い中学生でした。
まだハードロックは聴いていなくてね。
詩はサイモン先輩の影響が大きかったと思います。
もちろん彼の詩の半分も理解はしていませんでしたが。
えっと、、、タイトルの’Blame of storm’ って、英語圏の人が読むと変ですよね。
こんな言い方はしないらしいけど、まぁ、赤尾の歌詞は日本語でも造語が多いので、、、
だってリズムに乗せたいもんですから。
造語じゃないけど、
Cメロの『杯』を音読みの『はい』と歌っております。
訓読み『さかずき』だと字余りなので、そこは自由度上げました。
「小学校からやり直せっ」て叱らないでくださいね!!
そんなあんなで、3曲中真ん中のこの曲、ええ面構えでドーーーン。
お楽しみください!!
次回は早くも最終回!!
‘Iron Veil’ の登場です。
(アルバム収録曲)
1:ENMA
2:Blame Of Storm
3:Iron Veil
(Musicians)
赤尾和重 KAZUE AKAO :
Vocals, Mix and Mastering
鈴木広美 HIROMI SUZUKI:
Guitar and MIDI manipulation