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【世界一周 #14】中東編:シリア(3/3):シリアの隠れた宝石 水車の街ハマと古都アレッポの旅
世界一周 中東編シリア最終話は、シリアにある水車で有名な街「ハマ」と世界最古かつ世界最大の市場のある「アレッポ」です!
アレッポのスークは、中東の伝統と活気に満ちた市場。歴史的な街並みと独特の雰囲気が漂うこの場所では、シリアの文化と人々の生活が垣間見えます。
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1、ハマどこにあるの?アレッポはどこ?
ハマの位置はシリア中部に位置し、オロンテス川沿いにあります。ダマスカスから約210km北に位置しています。アレッポはシリアの北部に位置する古都で、その歴史は数千年にわたります。特にアレッポのスーク(市場)は、中東最大規模を誇り、かつてシルクロードの重要な交易拠点として栄えました。
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2、ハマの特徴
ハマは古代からの歴史を持つ都市で、ローマ時代やイスラム時代の遺跡が点在しています。そして!ハマといえばオロンテス川に設置された大きな水車(ノリア)で有名です。これらの水車は中世から続くもので、農業灌漑のために使われてい多様です。
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3、アレッポの特徴
アレッポは世界で最も古い継続的に居住されている都市の一つで、紀元前3000年頃からの歴史があります。歴史的な旧市街には多くの古代建築があり、アレッポ城やウマイヤ・モスクが有名。ダマスカスから車で約4時間くらいです。
そしてアレッポといえばスーク(市場)!ここのスークの建物はオスマン帝国時代の建築様式を色濃く残しており、アーチ状の天井や石造りの通りが特徴的。香辛料、織物、金属工芸品、ジュエリーなど、様々な商品が並びます。基本的には
交渉なので、これも旅の楽しみです!
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4、過去の日記から抜粋
5/28(水):ハマの日常と水車の夜景
朝からハマの有名な水車を探しに散策開始。市内で一番大きな水車を目指す途中で中学生に声をかけられて仲良くなり案内してもらうことに。彼の案内でブラブラと街を見て回ることができた。
夜になり、再び水車を訪れる。ライトアップされた水車は幻想的で美しく、昼間とは違った魅力があった。ハマは小さい町だが、ごみごみしておらず、非常に心地よい好きな街となった。
5/29(木):アレッポのスークと城
シリア北部の中心都市でトルコとの国境にも近いアレッポへ移動。到着後にリアドホテルで知り合った韓国の子たちと共に市内へ。目指すは中東屈指のスーク!世界最古かつ世界最大の市場だ。
ここのスークは天井から射し込む光が独特の雰囲気を作り出していて、まるで異世界に迷い込んだようだ。迷路のような道、行き交う人々と動物、商店の呼び込み、市場の喧騒と活気に包まれ、五感が刺激されるこの場所は、まさに中東の歴史と文化が凝縮された場所だ。極め付けは、モスクからのアザーンが異国の地に来たことを実感させてくれる。
スークを後にし、続いては丘の上にあるアレッポ城を訪れる。周囲の遺跡と同様に歴史的な重厚感があり、城からの眺めは壮観で、この建造物も世界最古かつ世界最大の城と言われている。スークと併せてアレッポという街は古代の息吹を色濃く感じる、そんな街だ。
5、まとめ
ハマとアレッポはそれぞれ独自の歴史と文化がありとっても魅力的な街でした。ハマは美しい水車で知られ、アレッポはその古代からの歴史が色濃く残るスーク。シリア内戦の影響を受けましたが、復興と再建の努力が続いています。1日でも早く平和な日常が戻りますように。
6、 次回予告
次回の記事は中東編最後の国トルコへ!この国もいろいろ訪れたけど、1回目は奇石の街カッパドキアへ!お楽しみに!
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