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Photo by
momonotane
人の目
人の目が気になる。
大体そう思った後に「そんなもの気にするな」と、もう1人の自分が割り込んでくる。
嫌われたくない。
大体そう思った後に「別に嫌われてもいいだろ」と、もう1人の自分が割り込んでくる。
いつも後に出てくる自分は“なりたい自分”である。弱音を吐いた途端にコンマ1秒で訂正してくる。自分で自分を飼っている感覚だ。
もし“なりたい自分”になれた時が来たとして、僕は満足するのだろうか。
それ以前に、なりたい自分になんてなれるのだろうか。そもそもなりたい自分って何なのだろうか。
「何事も挑戦だ!」と、いつも思えたらなりたい自分なのかな。
猫背を治して筋肉をつけたら、なりたい自分なのかな。
フォロワーが数万人になったら、なりたい自分なのかな。
分からなくなってくる。
でも何度なりたい自分が「人の目を気にするな」と言ったって、気にしてしまう。
インスタのストーリーにあげる内容を考えるし、曲を投稿した時の周りの反応が気になる。
酒に溺れてふざけることができないし、1人でファミレスに入ることもできない。
本当の意味で人の目が気にならなくなったら、この寂しさも悲しさも少しは減るのかもしれない。
人の目を気にせず何でもできる人のことを尊敬する。でもそんな人いるのだろうか。
今日も“なりたい自分”がツッコミを入れてくる。
「誰もお前のことなんて見てない。」
「好きなこと好きなようにやれ。」
「みんな他人のことなんてそんなに興味ない。」
強めの口調だけれど、これくらい断定した言い方じゃないと“自分”が動けない時だってある。
そうやって自分が潰れない程度に奮い立たせて、新しいことに挑戦する。
そんなことの繰り返し。
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