枝葉末節談話4話目:私の懸賞パン生活の思い出

懸賞は当たることもある

皆さんは懸賞って応募してますか? 私はたびたび応募しています。だってハガキ代程度で色々なものがもらえる可能性があるんですよ。それに最近はスマホですぐに応募できる懸賞もありますし、ちょっとした運試し感覚で応募するのもいいでしょう。まあ、変なツイッターアカウントとかでお金を配るみたいなのは詐欺の可能性が高いそうなので、そんなのは無視した方がいいと思いますが。

しかし懸賞には黒い噂が絶えませんよね。いわゆる「当選者の発表は発想を持って代えさせていただきます」という奴である。あれは実際には誰にも送っていないのではと、色々なところで噂されています。確かに発表されなきゃ誰にも確認できないんですよね。実際にそういう懸賞の商品を流通業者の良からぬ奴がこっそり盗んでいたということもあったそうです。

でも、私は何回かちゃんと懸賞に当たって、商品を貰えているのですよ。だから世の中そんなに嘘だらけではないのです。その中で記憶に残っているのがホームベーカリーが当たった時の思い出です。

初めての大物当選!

自宅に送られてきたときは本当に驚きました。こんなに高価な商品が当たったのは初めてだったのです。さっそく箱を開けて、モノと説明書を取り出しました。パンなんて簡単に焼けるだろと思ってたんですが……

必要なもの……水、強力粉、バター、ドライイースト……何それ?

普段そんなに凝った料理などしない私には、聞きなれない材料ばかりが並んでいたのです。なんか面倒くさいな、やっぱり転売……いや! そんなことはさすがに道理に反する。面倒だけど一回くらいはホームベーカリーのパンを食べてみたいじゃないか。というわけで自分で材料を買ってきて、機械のなんか器みたいなものの中にそのまんまぶち込み、スイッチを入れました。色々な種類のパンが作れる優れものらしいので、とりあえずモチモチパンとかいうのを選択して起動! いやぁ、楽しみだなぁ。そして数時間後……

「かてぇ……」

器の中に残っていたパンはめちゃくちゃ硬かったです。歯が折れそうでした。もちろんこれは機械が悪いのではありません。私があまりにも適当に材料をぶち込んだ故の結果なのでした。

助けて妹!

しょうがないのでホームベーカリーは妹にあげました。さっそくパンを作ってもらいます。何か私が用意したのより、材料が増えていました。バターとか、塩とか、牛乳とかも入れています。水はちゃんとミリグラム単位で計量もして流し込んでいました。それでスイッチオン……

「う、うまい! 柔らかい!」

すごく熱々でふっくらしたパンが出来上がっていました。いくら最近のホームベーカリーが多機能で使いやすいとはいえ、適当に使っていたら良いものは出来ないのですね。いや、当たり前のことですが……

こうして現在でも我が家でたまにパンを焼いて食べています。

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