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3歳のきろく。
やっと、なのか、もう、なのか。
あの日の夕方、お腹を痛めて出てきた子が、3歳。
泣くかむにゃむにゃするだけだった赤ちゃんが、
朝起きたら自分で窓をあけ、
外の世界をのぞきこんで。
好き嫌いしながら朝ごはんを食べ、
かたわらにある絵本の文字を
「ぞ、う。 お、お、が、た、ば、す。」
などと読み。
ベランダのひまわりを観察したり、
ねこのぬいぐるみとおままごとしたり、
自分なりの毎日を送っている。
「赤ちゃん」から、なんとか「こども」にまで育ってくれた感じ。
こどもと言ってもまだまだ初級編といったところで、
靴下と靴は自分ではけるけど、
お洋服はまだ着られない。
はみがきはなんとなくできるけど、
トイレはまだ行けない。
もずくや天ぷらが好きなのに、
おとうふやコロッケは好きじゃない。
となんとも成長の途中といった具合。
あれもこれもできるようになると同じくして、
私のそばからも少しずつ離れていくんだろうな。
それまで少しでも多く、
娘越しにに見えるきらきらの世界を一緒に楽しみたい。
「きょうもたのしかったね。あしたまた、あそぼうね。」
寝かしつけのときのお決まりの台詞を、
一生使えるような、そんな毎日が過ごせますように。
写真解説・今回も娘と作った。
(あいかわらず食べはしない。きらきらのトッピングを「ねぇ、あのまほうのやつ」って呼んでた。)