鏡音レンがおくる雨のワルツ 秦野P / “雨を連れゆく”
秦野P / “雨を連れゆく”
澄んだ水になる
澄んでいる。“雨を連れゆく”を聴いて、そう思いました。歌詞の中で“透明に 透明に”というフレーズがあります。この曲を聴いていると、私自身も透明で澄んだ水になって、心が洗われるようです。何度聴いても美しい音たちに聴き入ります。
水たまりに雨が穏やかに落ちてゆく。それを一心で感じているといえばいいのでしょうか。それはまるで水面に広がる音の波を、聞き手が澄んだ水になって全身で感じるようです。
ボーイソプラノの鏡音レン
この曲の魅力といえば、ボーカルの鏡音レンの伸びやかな高音が挙げられます。ワルツのリズムに合わせて綺麗に響く高音は、少し幼く鼻にかかったような歌声をしています。
鏡音レンは、VOCALOIDでも珍しい少年声の持ち主です。この作品は、少年の高音つまりボーイソプラノの良さが生かされています。
美しいメロディーを伸びやかになぞるのはもちろん、間奏のコーラスやアウトロのコーラスに、ぜひ聴き入ってほしいです。
最後に
“雨を連れゆく”が好きな人には、こちらもぜひ聴いてほしいです。この作品は、作詞を担当された裏花火さんが、作詞をする前に秦野Pさんから聴かされたイントロ作品です。
この作品から着想を得て作詞をしたそうです。“雨を連れゆく”の原石でもあるため、ぜひ聴いてみてください。