空想フォレスト

夏風が心の扉をノックした話 じん(自然の敵P) / “空想フォレスト”

 初音ミクの誕生月だから誕生日まで毎日noteを更新しよう企画、2日目です。今日は、じん(自然の敵P)さんの「空想フォレスト」について書きます。

 空想フォレストは、メデューサの女の子がある男の子に出会って、世界が広がる話です。じんさんのカゲロウプロジェクトの曲でもあります。

 メデューサの女の子は、両親から目を合わせることを禁止されていました。目を合わせると石になってしまうから、と。

 母親が亡くなってから、ずっと一人で家に閉じこもる日々。でも、ある日ノックの後、家に男の子が入ってきました。

 目を合わせてはいけないといういいつけがあったため、女の子は目を覆い隠します。

 「目を見ると石になってしまう」

と男の子にいうと、

「僕だって石になってしまうと怯えて暮らしてた。 
でも世界はさ、案外怯えなくて良いんだよ?」

 そう呼びかけて、男の子は女の子の目を真っ直ぐ見つめるのでした。男の子は、人が怖くて固まってしまうから目を見ることができないと勘違いしていたのです。

 その勘違いがメデューサの女の子を救います。一人きりの世界が、男の子のおかげで広がっていきます。

 私は、空想フォレストのストーリーが好きです。また、歌いだしの歌詞「夏風がノックする」というフレーズも大好きです。

 夏の爽やかな風が、窓を優しく叩く風景が浮かんできます。空想フォレストは、女の子の心の扉を夏風のように男の子がノックして、開けてくれた作品だと思います。

 映像は、わんにゃんぷーさんが担当していて、メデューサの女の子(マリー)の表情が優しくて、可愛くて、とても気に入っています。

 ちなみに空想フォレストは、カゲロウプロジェクトの曲で私が一番好きな作品です。

 さて、初音ミクの誕生月だから誕生日まで毎日noteを更新しよう企画、2日目はじん(自然の敵P)さんの「空想フォレスト」について書いてみました。明日もカゲロウプロジェクトの曲について書こうと思います。お楽しみに~。

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