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音が時を連れゆく - aquabug / “二重瞼のグレーズ” -

 お久しぶりです。泡沫たんぽぽこと茜涼夏です。今回は、ボカコレ2021春に投稿された曲から、一つ紹介します。

 今回紹介する曲は、aquabugさんの“二重瞼のグレーズ”です。

aquabug / “二重瞼のグレーズ”

 ボカコレは、力作揃いで本当にいい作品にたくさん出会うことができました。数ある作品から本作を選んだのは、聴いたときに音の世界に連れて行ってくれたから。

 “二重瞼のグレーズ”は、アルバム『あの頃 ぼくらは』収録曲で、私はアルバムの中の一曲としては聴いたことがありました。ですが、動画を再生したとき、いつのまにか音の世界に入っていました。

 自分の机の前に座って聴いてるはずなのに、ここではない別の世界にいる。作品のイメージが自分と重なる。ふわっと自分が宙に浮いているような気がする。

 自分の時が止まって、作品の時間が流れ込んでくる。そんな気がしました。

 そして、ふと浮かんだのは高校生だったときのこと。それと同時に浮かぶ「当時の私が聴いたらどんなふうに思うのだろう?」という疑問。

 きっと、高校生のときの私もこの作品を好きになる。そう確信しています。あと、これは個人的なお願いですが、もしこの文章を読んでいる現役高校生の人は、感想を聴かせてほしい。なーんてね。

 また、想いののった歌声もこの作品の魅力です。女声のボーカロイドの中でも、等身大の女の子のイメージが強いGUMIが歌うからこそ、ぐっとくるものがあります。aquabugさんのGUMIの歌声、とっても好きです。

 歌詞も美術ーー瞼をなぞること=アイラインをひくことから絵を描くことに関する言葉が散りばめられていて、聴いていてイメージが広がります。

 歌詞だけでも1つの記事を書けてしまいそうです。歌詞読み込みながら、大事に聴き入りたいですね。

 目を閉じて音楽を聴くことが多い私ですが、本作は映像もとっても素敵なので、見て、聴いて、浸って作品に触れてほしいです。

 さて、ゆるゆると久しぶりにvocanoteを書いていました。好きな曲について書くことは、やっぱり楽しいですね。

 また書きたくなったら、書きます。

 ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

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