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100回超えてもまた聴きたい - 駄菓子O型 / “あちこちデートさん”
好きすぎて何度も何度も繰り返し聴きたくなる。そんな曲に、あなたは出会ったことがありますか。
そんな数えきれないぐらいずっと聴いている作品を紹介します。
駄菓子O型 / “あちこちデートさん”
今回紹介する作品は、駄菓子O型さんの“あちこちデートさん”です。好きなところはたくさんあります。ですが、曲のここすきポイントを4つにしぼって紹介します。
①ご機嫌な口笛みたいに自由なAメロ
まず、1つ目はメロディです。特に惹かれたのは、Aメロ。歌詞でいうと
何かまた思いつきで
宙に浮かんだ言葉
確かめた矢先に
お洒落して出かけましょ
の部分。二行目の<宙に浮かんだ言葉>の<言葉>は、まさに宙に浮かんだようなメロディ。また、四行目の<お洒落して出かけましょ>の<しょ>の部分は、一度立ち止まって歩き出すようなメロディ。聴いているといい意味で注意をひくメロディになっています。
イントロのご機嫌な口笛からつながる、思わず耳を傾けたくなる不思議な旋律は、聴き手を惹きこむことでしょう。個人的に一番印象的だったのが、このAメロです。
②一つになる歌声
あなたと夢の中 ひとつになれるから
ここの箇所の歌詞に合わせて、歌声が一つだけになるところが好きです。何層もの歌声が重なって響いていたものが歌詞に合わせて、スッと一つの声になる。歌詞と音がつながる瞬間に、いつもハッとさせられます。
③めろうさんによるスキャット
最後のサビのスキャット(4:05~4:14)は、イントロの口笛をもっと自由に楽しい気持ちが溢れているようで、聴いているこちらまで楽しくなります。
④生活音の欠片
“あちこちデートさん”では、生活音が使われています。朝の鳥のさえずり、目覚まし時計の鳴る音、食器をテーブルに置く音、飲み物を注ぐ音、新幹線が揺れる音、チャックをしめる音、水滴が落ちる音。聴き手にとって身近な音たちは親しみを覚えやすく、ふとしたときにこの曲のことを思い出すかもしれません。
まるでそれは、この曲が生活の一部となって、日常に溶け込んでいるようです。朝起きたとき、電車に乗っているとき、そろそろ寝ようと思ったとき、この曲のことを思い浮かべるときがあります。
さて、この記事では“あちこちデートさん”の好きなところを4つ語りました。あなたはここすきポイントはどこですか。よかったら聞かせてください。