靴紐の蝶々結びのように、君と繋ぎたいもの 斉藤朱夏 / “くつひも”
あなたはどんな靴が好きですか。今は夏なので、サンダルを好んで履く人が多いかもしれませんね。
私は、中でもスニーカーが好きです。動きやすいので。おろしたてのスニーカーの靴紐を結ぶと、どこまでも行けそうな気がしました。
さて、今回紹介するのは、斉藤朱夏さんの“くつひも”です。作詞をハヤシケイ(LIVE LAB.)さん、作曲をにおさん、編曲をsugarbeansさんが担当しています。
斎藤朱夏さんのソロデビューミニアルバムの表題曲でもあります。
ボカロファンでしたら、ハヤシケイさんやにおさんをご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
この曲は、“靴紐”に絡めて君と近づきたい気持ちが鮮やかに描かれている作品です。
もっと近づきたいよ
そんなこと まだ言えやしないな ああ
もしも口にしてみれば 似合わないよって笑われそうだ
きつく締めたこの靴紐の蝶々結びのように
手と手 繋げたらいいのに
靴紐を結ぶようにぎゅっと君と手を繋ぎたい、という表現が好きすぎます。
もう1つだけ、お気に入りフレーズを紹介します。
もっと近づきたいよ
ねえ 君の隣 歩くだけで ああ
すり減ったこのスニーカーもガラスの靴に思えてくるんだ
恋をすると世界が違って見えるというフレーズですね。
好きな人と近づきたい、手を繋ぎたい気持ちが素直に込められた爽やかな1曲です。この歌の主人公には、靴紐が赤い糸みたいに見えているのかもしれません。
靴紐を結ぶたびにこの爽やかな曲が頭の中で流れそうです。
あなたもスニーカーの靴紐をしっかり結んで、大切な人に会いに行きませんか。