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パッタとこま回し
年末年始の遊びといえば
家の中では
すごろく,福笑い(昭和だ)
家の外では
パッタとコマ回しをしていました。(昭和だ)
いや,年末年始だけじゃなく
年末年始にやった勢いで
春夏秋冬結構ずーっとやってた気がします。
パッタって方言かな?
めんこの丸いやつです。
丸い厚紙に怪獣とかヒーローとかの絵が描いてあって
地面に数枚ばらまいて
相手のパッタのすみを狙って自分のパッタを打ち当てて
裏返しにしたら勝ち,というやつです。
勝ったら相手のパッタをもらえます。
《ほんこ》だったらそのまま自分のものにできます。
《うそっこ》だったら後で相手に返します。
うちでは
「《ほんこ》なんて絶対やってダメ!」
としつこいくらい言われていたので
《うそっこ》でやってました。
パッタには直径5㎝くらいのもあれば
『こんなの絶対裏返んないよな』
という直径20㎝くらいのパッタを持ってくるやつもいました。
これはどちらかというと,【風力で相手を裏返す】という感じでした。
でも,それで裏返ったパッタを見た記憶はありません。
ぼくはこのパッタが下手で,
相手のパッタのすみに当てるなんてできなくて
相手のパッタを裏返してゲットした記憶がありません。
1回でも勝ったことあったんだろうか?
なかった気がする。
それにしてはよくやってたなあ。
もう一つはコマです。
これも下手でした。
こまも大きいコマもあれば,小さいこまもありました。
大体主流は直径10㎝くらいのこまだったかな?
それを手拭いを細く切って三つ編みしたひもを
こまにぐるぐる巻いて
それを引っ張って回します。
こま遊びはいわゆる【ケンカゴマ】で
自分と相手が同時にコマを回し
ぶつかって相手よりも回っていたほうが勝ち
という遊びです。
コマの投げ方には
【投げ回し】と【引き回し】がありました。
【投げ回し】というのは上手からコマを投げて,コマに巻いているひもを引っ張る回し方
【引き回し】というのは,手首を使ってコマを投げ,コマに巻いているひもを引っ張る回し方でした。
当然【投げ回し】の方が強力なんですけど,ぼくはいくらやってもこの【投げ回し】ができませんでした。
パッタとコマ回し
あ~,昔から不器用だったよな~
と,昨日丸いチーズを袋詰めする作業に四苦八苦しながら思い出しました。
(結構難しいんです)