開き直り
この間の隠ぺい体質の記事で思い出したんだけど
隠ぺいをしなかった時の《開き直り》の思い出がありました。
小学校1,2年の時,コイズミ君という親友がいました。
ぼくは私立小学校だったので学区なんかなく,友達と言えば遠くに住んでいる人が多かったんですけど,コイズミ君は家が近かったので毎日のように遊びに行ってました。
コイズミ君には弟がいました。
これがまた人懐こい弟で,しょっちゅうぼくたちの遊びに混ざってこようとしていました。
3人で遊んでいると,大体途中でこの弟君が泣き出してコイズミ君のママに泣きついていました。
ぼくが彼に何かしたのかもしれません。コイズミ君が何かしたのかもしれません。
でもぼくは何をしたかしなかったか,よく覚えていないのです。
【いじめた方は忘れてるけど,いじめられた方はずーっと覚えてる】
ってパターンだったら,大変申し訳ありません。
あ,こうして書いてたら,なんかやっぱりぼくが何かしたような気がしてきました。
しっかり思い出せたら,心を込めて謝ります。
あっ! 思い出した!
1回弟君を立たせて
「ボーリングのピンめ! そこに立ってろ!」
と言ってボールを蹴とばしてぶつけて泣かせたことがありました。
ごめんなさい。
他にもあったら謝ります。あったような気がする。
さて,コイズミ君の家の庭には砂場がありました。
外で遊ぶときはたいていこの外の砂場で遊んでいました。
砂場のへりには花の鉢が置いてありました。
それが一つだけだったか,たくさん並んでいたかは覚えていません。
それをぼくが砂遊びしていてしゃがんで後退したとき
おしりで押して倒してしまいました。
『あっ,倒した!』
振り返ってよく見ると,鉢は割れて土があふれ,花は倒れていました。
『あ~,まずい! やっちゃった!』
とその場では思って身が細る思いはしたものの,
《知らんぷり》して遊んでいました。
しばらくしてコイズミ君のママがお庭に出てきて
倒れた鉢を見つけました。
「あら,倒れてる!」
鉢に近づいてきます。
位置関係からしてぼく以外倒した人はいません。
ここでぼくはなんて言ったでしょう?
コイズミ君のママの方を向くこともなく,悪びれることなく
「わざとじゃないもん。」
と言いました。
でもコイズミ君のママは
「そうだよね,わざとやる人いないもんね。」
と言ってさっさと鉢の片づけを始めました。
なんかちょっと苛立っていたような記憶があります。
それでもちょっとは悪いことしたなと思っていたかもしれません。
それでもぼくはかまわず砂遊びをしていました。
…腹立ちますね。
許せないですね。
ぶっとばしてやりたいです。
ぼくって昔から
『静かな,大人しい素直ないい子で,真面目な子』
と言われて,自分でもそう思い込んでいたんですけど
このnoteを始めてから,実はぼくって
そうでもないことが徐々にわかってきた,というか
思い出してきました。
今でも『こういうお子様』が嫌いで,
なんかやらかした時,そう簡単に許す気持ちになれないのは
かつて,自分がそうだったからなんでしょう。
知らず知らず『投影』しちゃってたんでしょうね。
昔に戻って昔のぼくを捕まえて
コイズミ君のママに謝らせたいです。
コイズミ君は小3の時,宇都宮に引っ越して行ってそれ以来音信不通です。
ごめんなさい,コイズミ君のママ,弟君,許して下さい。反省してます。