あいあかの少女革命タンデム
~藍色茜色のおそろいベレー帽 May 29 [Wed], 2013, 23:57~
藍色茜色のビビッド・カラーのパッチワークスカート担当、茜です。
またひとつおそろいのものが増えたよ。
藍ちゃんとの再会(リエさなフィルソ以来!)を果たした25日。
高円寺・中野デートののち、ふたりはなかよく豊洲の映画館へ。
そうです。「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」の特集上映に行ったのです。
ドリパス「少女革命ウテナ アドゥレセンス黙示録」復活上映!
400席分のチケットはすべて完売とのこと。
ここに集った人は皆ウテナに革命された人たちなんだ、と思うと胸がいっぱいになる。
少女革命共同体、あるいは薔薇獄乙女(作品違い。三期たのしみです)。
97年の放送当時からのファンらしき年齢層よりも、あいあかと同世代くらいの女子の姿が多かった気がしました。
それは、「少女革命ウテナ」という作品が、時代を越える少女たちの古典となり得たということ、なんだね。
何度も繰り返し観ている作品ですが、見るたびに発見があります。
今回は大きなスクリーンで、作品世界に包み込まれるように、なおかつ精緻な部分まで細かく鑑賞できたので特に。
あいあか少女論的に注目すべきは、やはり『もしもわたしの薔薇が咲いたら』でも登場してくれた梢ちゃんと若葉。
「車になる」というメタモルフォーゼの意味を知ったうえで再鑑賞するとわかるのは、ふたりが「変身できた女の子」だということ。
「裏切り者」のミッキーはまだ鍵を持たないけど、背後のコズエカーは待機している、そのときを待っている。
デュエリストには選ばれなかったけど、選ばれしデュエリストたちを乗せて走るのは初心者マークがかわいらしいワカバカー。
彼女たちの薔薇は、黒薔薇を経由し、劇場で咲くことができたのでした。よかったね。
それにしても劇場版ウテナはテレビシリーズに比べてわかりやすい!
こんなことまで説明しちゃうんだっけ?とさえ思いました。
もちろん暗喩だらけではあるけれど、意味のある暗喩ばかりだから、ちゃんと考えればちゃんとわかる。
テレビシリーズは、意味のある暗喩・ない暗喩・横滑りの暗喩(たとえば、七実のカウベルは決闘広場の鐘を反復しているがその反復自体に意味はない)が入り乱れていたからこそ難解とされるのです。
あなたの薔薇はどこで咲く?
スクリーンのなかで、ブルーレイディスクのなかで、漫画のなかで。
それとも、あいあか本のなかでかしら。
ということで、藍色茜色の少女革命ウテナ同人誌『もしもわたしの薔薇が咲いたら』は絶賛通販中ですのでこちらもどうぞよろしくお願いします。
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