太陽の塔に行った話
太陽の塔、行ってきました。
正直、そんなに期待していなかったんです。
最近、岡本太郎が作ったあるキャラクターに友人と共にハマりました。
その名も、「タローマン」
ものすごい深夜にやってるんです。
2人で
なにこれ、、、、
ってドン引きしながら見て、でも気づいたら2人ともハマってました。
2人して、岡本太郎の本を買っちゃうくらいです📖´-
その影響で、まあせっかくなら行ってみようかな、くらいでした。京都に行ったので、その「ついで」です。
でも、行ってみたらもう全てもっていかれた。
ただの大きな置物なんかじゃ全くなかったです。
まず、太陽の塔が遠くに見えただけで、なんだかゾクッと、ソワっとした。
そして対面。
私は、ただずーっと見ていました。
そして、泣いてました。
対面して、
横からみて、
後ろからみて、
展示されていた、以前の顔をみて
何度も涙が溢れました。
なんでなのか、その時は分からなくて、
ただ、楽しそうに写真を撮ったりおしゃべりしたりしている人たちの横で、1人で泣いてました。
太陽の塔
一番思ったのは、
なまなましかった。むきだしでした。
大きくて、強くて。
ただの感動とかそんなのじゃなくて、
殴られた気分でした。
殴ってくるその手が私にくい込んでくるような、めり込んでくるような、そんな殴られ方です。
なんだかすごく苦しくて、でも奮い立たされるような気もして、よく分からなかったです。
太陽の塔の3つの顔を見て、
あと、展示で以前までの顔だったものを見て。
あぁ、ずっと世の中を見てきたんだなぁと思いました。
展示で見た前の顔は、
私のお母さんが赤ちゃんの頃から、
つまり私のおばあちゃんが幼い私の母を育てていた頃から、ずっと世の中を見つめ続けた。
そのじじつに、1番、1番、胸がぎゅううっとなりました。
すごい。すごい。
移り変わっていくこの世の中を、ずっと同じ場所で見下ろし、見つめてきたということ。
そして、たくさんの、本当にたくさんの人がこの塔を見に訪れ、この顔を見つめて行ったということ。
私が知らない、私が生まれるずっと前の世の中に、日本に、思いを馳せました。
色んなことがあったんだろうなぁ。
でもこの塔は、この顔は、
ずっと同じ場所で、
同じ景色を、でもどんどんうつり変わっていく景色を、
ずっと見つめ続けたんです。
全部受け止めて、ここに居続けたということ。
たくさんの、私が生まれる前に生きていた人達、私がきっと会うことのない人達が、みんな、この塔を見上げていたんです。
年齢も、国籍も、生きる時代も違う、本当にたくさんの人が、ひとつの同じ何かを見上げてきたという事実。
それってとても、とってもすごいです。
尊いことだと思います。
そして、あの顔から1番最初に感じたのは
人間の力、つくった人間の存在です。
実は、最初に塔を見たその時には何も分からず、ただ泣いていたんです。
なんで泣いているんだろう、って思いながら1人でボロボロ泣いていました。
でも、その理由が後になって分かりました。
もちろん、この塔を建てたたくさんの人達のことも想像しました。
その苦労、その人たち一人一人の人生、その人たちの家族などを思い浮かべました。
でもやっぱり、岡本太郎なんです。
あの塔から、あの顔から、
岡本太郎の力を、すごく、ものすごく感じました。
つくった人間の思い、熱、それが本当にそのまま、まっすぐ伝わってきました。
私はきっと、それに刺されて泣いてたんだと思います。
あの、3つの顔。
岡本太郎がどんな熱を込めて、何をもってあれを生みだしたのか。
何を託したのか。
あぁ、言葉が全然足りないです。
本当に、言葉じゃ全くもって表しきれないんです。
あの3つの顔の強さ。
岡本太郎のことを全然知らなかったけど、
ていうか今も知らないけど、
なんだか、あの人の全てを知り尽くした気分です。
私はあの人に、心を殴られました。
間違いなく。
あそこに岡本太郎の全てがある気がしました。
本当に、全然言葉が足りないんですが、
あぁ、これが芸術か、って思いました。
人がつくっているということ。
人の力。人ってすごい。人が存在してる、生きてる意味というか。
人から生み出されるものの可能性や、
人がつくりだすことの意味を実感しました。
こういうのが、
生きてるってことだし、
表現する、ってことなんだろうなぁ。
生きてて良かったなぁって思いました。
おわり
今の気分
一気に寒くなりましたね☃
みんな言ってるけど、やっぱ最近秋がない！
そういえば、初めてバニラモナカジャンボを食べたんです！雪見だいふくが売ってなくて、仕方なく。
それがですね...！
大当たりでして！！！めちゃめちゃ、めちゃめちゃ美味しくてびっくり仰天です👀.′.′
バニラ最高ですね👍
やっぱ、冬こそアイスです！間違いないっ！