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見落としがちなインストラクション上達の鍵 - 声に出す練習の重要性
「頭では分かっているのに、いざというときに言葉が出てこない...」
これは、多くのインストラクターが
直面している課題ではないでしょうか。
今回は、ヨガの雰囲気を司るインストラクション力向上のための
意外と見落としがちな重要なポイントについてお話しします。
「知っている」と「できる」の大きな溝
私たちインストラクターは、
日々たくさんの知識を蓄えています。
指導法、専門用語、ポーズのバリエーション…
しかし、「知識として持っている」ことと、
「実際に使いこなせる」ことの間には、
実は大きな溝があることは想像がつくでしょう。
しかし、見逃しがちなのは
「言葉」の面での大きな溝なのです。
なぜ言葉が出てこないのか?
答えはシンプル。
口に出して練習していないから。
これだけの話なのです。
人間の脳は、実際に声に出して練習していない言葉を、
咄嗟の場面でスムーズに出すことは極めて苦手です。
これは、外国語学習でよく言われる
「インプットだけでは不十分で、アウトプットが必要」
という原理と同じです。
見落としがちな練習方法
解剖学の勉強
ヨガ哲学の熟読
他の指導者から学ぶ
などインプットを重視しているインストラクターさんはたくさんいらっしゃるのでは?
しかし、意外と軽視されているのが
「声に出す練習」=アウトプットです。
もちろん、インプットした知識がなければ
アウトプットもできませんが…
具体的な改善方法
日常的に1人で練習の時間を設ける
通勤中や空き時間に、キーワードを声に出す
インストラクションの流れを声に出して練習する
言い慣れない言葉を気がついた時に口に出す
録音・録画して確認
自分の説明を録音・録画する
聞き直して改善点を見つける
自分のインストラクションでヨガをして改善点を見つける
話し方のクセを把握する
練習を重ねると現れる変化
継続的な声出し練習を始めると、
2〜3週間で変化を実感できる方も多いはずです。
特に
言葉の出てくるスピードが上がる
適切な表現が自然と浮かぶようになる
説明の流暢さが増す
という点に変化が現れます。
まとめ
インストラクターとして成長するために、
私たちは多くの時間を知識の習得に費やしています。
しかし、その知識を実践で活かすためには、
アウトプット「声に出す練習」が不可欠なのです。
頭の中にある知識は、
声に出して練習することで、
初めて使える技術となります。
今日から、あなたも「声に出す練習」を始めてみませんか?
世界一流のアスリートでさえ、
基本練習を欠かさないように、
私たちインストラクターも、
この基本となる「声に出す練習」
を大切にしていきましょう。
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