ドレスコーズと私①「襲撃」
私がドレスコーズと出会ったのはつい2ヶ月ほど前。ニューアルバム『式日散花』のリード曲『襲撃』のミュージックビデオだ。
私は今年の1月から俳優の大東駿介さんを推している。8月末、「大東駿介のニュースが届きました」と、マイナタリーアプリの通知が鳴る。開いてみると、全く知らないアーティストのミュージックビデオに出演するという情報だった。すぐさまYouTubeに飛び、そのMVを再生する。
これぞ"かき鳴らす"と言ったギターのイントロから始まり、2画面に分割されたMVが始まる。画面の下にはタイムコード。2つの物語が、同時に、曲とともに進んでいく。そして、それはやがて交わる。
私は震えた。
出会ってしまったかもしれないと思った。
自分でもなぜだか分からないほどに、『襲撃』のMVを繰り返し繰り返し再生してしまう。リプレイを押す指を止めようとしても止まらない。
何とかその指を止め、Spotifyの検索バーに「ドレスコーズ」と入力する。
「This Is ドレスコーズ」をシャッフル再生。
流れる曲流れる曲全部好き。
「出会ってしまったかもしれない」が確信へと変わった。
数日後、音楽番組に出演されることを知る。『コミック・ジェネレイション』のパフォーマンスをテレビ越しに見て、完全に恋に落ちた。
それ以降、私のSpotifyが「ドレスコーズ」や「毛皮のマリーズ」の楽曲を流さない日は1日もない。
またそんな日まで。
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