見出し画像

準備資金0円で看護師になる方法

【サンプル記事】

 2024年小学生の将来の夢ランキングでは、男女共に医療職がトップ10位にランクインしています。
 医療職の中でもすぐに頭に思い浮かぶ職業は医者や看護師ではないでしょうか?
 看護師になろうと考えた時にみなさんはどのようなことを思うでしょうか?
 看護師は大変!看護師になるにはお金がかかる!看護師は若い頃からなる職業!と思ってないですか?
 この記事では両親がいなく、一文無しだった高卒の私がどうやって看護師になったのかをお伝えしようと思います。
 


私が一文無しだった理由

 私は幼い頃両親がいなく、育児施設で育ちました。高校を卒業する18歳になるとそこを出なければならず、貯金や親からの支援はもちろん一切ない状況で看護師になる道を選ぶことを決めました。

準備資金0円とは

 医療業界のお礼奉公制度というものをご存じでしょうか?
 看護師になるための専門学校への入学金や授業料、さらには住むための部屋の確保や家賃支援までしてくれると言うものです。
 私はこの制度を利用し実際に準備資金0円で看護師免許を取得し現在看護師歴13年目です。

はじめにすること

 最初にすることは看護専門学校ではなく、お礼奉公制度のある病院を探すことです。
 看護師になるには看護専門学校や大学に進学する必要がありますが、看護師になるための育成支援をしている病院というのがあります。
 最初は免許を持っていないので、看護助手という職種でその病院に勤務します。勤務しながら、看護専門学校に通い国家試験を受け、看護師免許を取得するのが主な流れです。

看護師免許の種類

 看護師には准看護師と正看護師があり、それぞれ学校が異なります。大きく違うのが、専門学校に通う期間です。正看護師は専門学校と短大が3年、大学が4年制、准看護師は専門学校2年で取得できる学校がほとんどです。

准看護師専門学校の登校スタイルの種類

 基本的には3パターンあり、平日定時制、午前中は病院で勤務し、午後から専門学校に通う半日制のもの。8時間病院勤務後、夜間専門学校に通うものがあります。期間はそれぞれ2年制度がほとんどです。
 1年目は座学、2年目が各科の病院での実習となり、2年目は朝から夕方まで実習なので勤務はせず休職扱いとされますが、休日出勤や実習がない期間の勤務が可能なので、給料は多少もらえます。
 私は早く免許を取得しお礼奉公を終わらせて、資金をためながら働き、正看護師の免許を取る学校に進む道を選ぶため、先に准看護師免許を取得することにしました。
 准看護師であれば入学の条件として中卒以上となっているので入学試験も比較的正看護師の専門学校より簡単で入りやすいと思います。

お礼奉公制度

 このお礼奉公制度は準備資金0円で看護師免許を取得できる代わりに、免許取得後ほとんどの病院で3年間はその病院で勤務することが条件となっています。その3年間病院で勤務すれば、これまでかかった資金は免除されますよということなのです。
 万が一、専門学校に通っている途中や免許取得後3年以内に病院を退職する場合には自己で費用の負担をすることになることが多いです。
 看護助手時期は資格がないので、実際には手取り月給7万円ほどでの生活が始まります。この時期を早く終わらせるためにも2年で取得できる准看護師は良かったと思います。
 また、免許を取得後のお礼奉公期間中に次のステップの正看護師の学校に通いながら勤務することも可能なので、金銭的に余裕がない方、いきなり正看護師の資格を取得するのに不安な方は准看護師の資格取得を目指すのは良いと思います。

年齢制限

 近年、医療従事者を目指す人が多くなり、高卒や大卒で看護師免許を取得する人が増えています。しかし、准看護師や正看護師の免許取得、専門学校への入学には年齢は関係ありません。なので、社会人の経験や他の職業に就いた後でも誰でも看護師になろうと思えばなることが可能です。私が専門学校を卒業した際もクラスの中に20〜50代の男女、さまざまな経歴を持つ方がいました。
 ただ注意点が一つあり、近年では医療の進歩や必要性の高さに伴い、医療の質の向上も必要とされ、准看護師よりも正看護師の必要性が高まってきています。給料の面でも准看護師より正看護師の方が高く、募集や就職条件が正看護師のみという所もあるため、今後は正看護師の資格取得を視野に入れた方が良い場面が多くなりそうです。

国家資格は強い 

 正看護師の資格は国家資格であり、一度取得してしまえば、日本全国どこでも働き口があり、職に困ることはありません。
 看護師と言っても働く場所や科によって内容が大きく異なる職種というのも面白い所で、また看護師の資格取得後に保健師や助産師への道に進む事も可能である所など無数の働き方が選択できます。
 再就職のしやすさもあり、海外留学や転職なども思い切って決断できる良さもあります。
 安定した給料を確保しながら自分にあった看護師を目指してみるのがお勧めです。


いいなと思ったら応援しよう!