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おすそわけ日記 208「続、我が家の陰翳礼讃」
まさか、昨日の日記に続編が出るとは、誰が思ったであろう。
私は思わなかった。ですよ、まったく、ほんとうに。
今日、届くはずだった台所の蛍光灯が…
無事に届いた。
がしかし、一緒に注文した点灯管が入っていなかったのである。
この片手落ち感。
取るものもとりあえず、急ぎ、注文したヨドバシ・ドットコムに電話を。
してるんだけど、繋がらないねー。
繋がったら、待つねー。
念のために言っておくと、私はヨドバシ・ドットコムが好きだ。信頼している。
二百円足らずのポストカードサイズの紙に始まり、私の公私に必要な物を、翌日には送料無料のヨドバシ・エクストリーム便で届けてくれる。
さらに、一昨年の任天堂Switchの販売時に、唯一、サーバが倒れなかったと云う、素晴らしい実績。
一度位のミスをしたからと言って、私は寛容でありたい。
ありたいが、今日中に届けて欲しいの。
と、電話口で伝え「遅くとも、二十一時までにお届けします!」とのこと。
今日の我が家の予定は、昼食後、台所の電気を付け替えるのと一緒に冷蔵庫上と天井の掃除をし、その後、餃子作り。
それが、掃除を先行することになり、気付いたら、予想以上に掃除の範囲を拡大。
時間も押して疲れてしまい、母と二人でジャンクなオヤツを食べまくる。
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このままぼうっとしていたい所だが、私たちには、餃子を作ると云う使命がある。
昨日、洗い場の方の蛍光灯が点いて、よかったわ〜。
母としみじみ話しながら、餃子を五十九個作る。
作り立ての餃子で遅めの夕食。
わ〜、美味しいね。
でも、エクストリーム便は来ないね。
時計の針が二十時を回り、私の心配が限界へ。
今、インターホンが鳴ったら「エクストリ〜ム!」って叫びそう。
そう呟いた瞬間、インターホンが鳴った。
脱兎の如く、インターホンの受話器を握りしめたものの、
口を突いて出た言葉は「はい!」だった。
私の意気地なし。
玄関で、謝罪を口にする配達の方にお礼を言いながら、
今、エクストリ〜ムと言わないと後悔すると云う、意味のない焦燥感に煽られる。
「さ、さすが、ヨドバシ・エクストリ〜ム便さんですね!」
褒め言葉に逃げてしまった。
違うんだ、本当は。
「ウルトラマンビ〜ム!」みたいに、
「ヨドバシ・エクストリ〜ム!」って、叫びたかったんだ。
早速、届いた点灯管と蛍光灯を台所の天井に取り付ける。
作業が完了し、蛍光灯の灯りが眩しい。
母とよかったね、今日も一日お疲れ様と労いあう。
これで、我が家の陰翳礼讃も完全に終わった。
私の心にエクストリ〜ムと叫べなかった後悔と云う、翳を残しながら。
【今日の一枚】餃子の写真も撮ったんですが、私が言いたいのは、やはり、これだな、と。
【#つづく日々に】のタグをつけて、日常で心ときめいたことを投稿中。日常のよろこびをみんなでシェアしあって、笑顔が増えたら嬉しいです。
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