離床前後の観察ポイント 〜低圧持続吸引器〜
低圧持続吸引器とは、低圧の陰圧で胸腔内に貯留した分泌物を引き、体外へ排液する持続吸引のドレーン。そのため胸腔ドレーンとも言われます。3つの部屋に分かれていて、3つの部屋の圧格差の陰圧によって排液をしていく機器。
以下の点に注意をしながら離床をしましょう。
・固定は確実か
・チューブの屈曲、破損はないか
・エアリークはないか
・排液は容量オーバーしていないか
・水封の水はあるか
・陰圧の設定圧は変化していないか
そのため一番は抜かない、倒さないという事が重要。
倒れてしまったら圧格差が崩れてしまうから引けなくなってしまう。
とは言っても、、、チューブが抜けてしまった!((((;゚Д゚)))))))
・腹腔内や創部への細菌流入の可能性
・消化管の場合、腹腔内に消化液が漏出する可能性
・胸腔の場合、緊急性気胸の可能性
抜けてしまうとまず感染の危険がある。
気胸がまだしっかり塞がってない時にドレーンが抜けてしまうと、胸腔の中に空気が溜まってしまって心臓を空気が圧迫してしまってい、心臓がうまく拍動できなくて血圧が下がるという、緊急性気胸になる可能性がある。
命に関わることもあり早急に医師・看護師へ対応を依頼を。
人を呼ぶ事が鉄則です!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?