英語を学ぶとは

語学学校(in UK)に少し通ってみている。小さい語学学校で、ヨーロッパ系が圧倒的に多く、アジア人に合うと、急に親近感がわく。語学学校なので、テストでCEFRのバンドでレベル分けされている。自分が割り当てられたC1のクラスには、大学卒業したばかりの学生(大学院をめざしている)、高校卒業したばかりの学生(ギャップイヤーと言われる)、高校生もいる。ものすごくみんなおしゃべり!!!!!!!これは文化のせいか、あるいは、言語を学ぶ意欲からなのか?ほとんどどうでもいいことをぺちゃぺちゃしゃべる!(悪気はありません。関心しているだけです)。よくよく話を聞くと、わりとイタリア、フランス、スイス、ドイツ、スペインのあたりの人たちは、ハーフやクオーター、めちゃめちゃ複雑な人もいて、言語的には2、3か国語以上わかる子もいる。そら、話しますわな!そういう子たちと比べると、純正日本人の私の英語はスローだし、ティーンでもないし、そんなどうでもいいこと話す気も起きない。。。。って、おい!語学学校にいるんだろう!話すしかないんでは!

そうなんですよね。よくよく考えたら、語学学校って、英語=イギリス語学校なんです。はじめの一週間振り返ると、やたら、ナショジオとかTEDとかテレビドラマのフレーズやイディオムが出てきて、本当にこんがらがった。なんとなく言わんとすることはわからなくはないんですが、それぞれをピックアップして説明しようとするとつまる。イディオムやフレーズは、大学院レベルでは、あまり使わなくていいんですよね。というか、それつかうと怒られるっていうか。カジュアルすぎるのでアカデミックに適さない。むしろ純日本人で学校での英語学習ベースで育った自分には、ラク、ではないですが、感覚的理解よりは論理的な使い方をできる。(いや、むずかしいですよ、動詞とか。いまだにあんまりよく区別がつかない、claim, argue, insist, contend...???)。

第1週目後に、ディレクター職を兼ねる英人教師によるフィードバックインタビューでは、つい、イディオムとか使えたところで、例えばアジア人と会話してもおそらく相手が理解できない、といったところ(実際アジア系の人と英語で話すときは、すこし難しい単語や言い回しは伝わらないときある気がします。意味を説明したり簡単な英語に言い換えないといけないときもある。。。)、英人先生は、「だって、ここはEnglish(英国人の言語)を教えるところだから!」とのこと。ワールドイングリッシュではないんですよね。

どんな「英語」を話せるようになりたいか、大人の学びにはちょっと考える必要があるのかもしれない。語学を趣味と割り切って楽しむにはどんな分野や表現でもいいと思いますけどね。おとなは、必要に応じて学ぶのが近道ではあろうと思います。また、若ければ若いほど吸収力もあるから、(私のようにグダグダ言い訳せず)、どんどんマスターすれば、ほんとに英語は世界への扉を開く鍵になるだろうと思います。(余談ですが、日本の通訳、翻訳の方のスキルってすばらしいですよね。多くのエンタメを封切とほぼ同時に鑑賞できますもんね。国によっては翻訳がないから英語そのまま読まざる・聞かざるを得ないと聞きます。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?