頭では分かってるから辛い

当時、付き合っていた彼氏は
たまたまナンパで出会った
隣町の11歳年上の人。

初めてのデートでカラオケに行き
ここの屋上で夜景見よう

と誘われて入ったのが
ホテル。
行ったこともないキラキラした
建物にウキウキしていたら

どこからも夜景は見えず、
いきなり押し倒されて
無理やりキスをされそうになった。

全力で拒んだら、
「今日から俺の彼女な」

て。今思えば何を言ってるの？
だけどその当時はなぜか
その強引さがかっこ良く
見えてしまった。

結局付き合った後は
酷いモラハラ男で
友達からは、別れろ。と
大反対された

でも、別れられなかった。

自分でも別れた方が良いに決まってる。
分かっていたけど、何故か
別れられなかった。

酷い事を言われても、
自分が悪い事したわけじゃないのに
キレられるよりマシだった。

体が目的だったとしても
“必要”とされる場所が
欲しかった。

彼自身も酷い家庭環境で育ち
いつも寂しそうにしていた。
彼の為に何かをしてあげることで
自分の価値を見出していたんだと思う。
彼を利用して自分の居場所を探してた。

どんなに酷い事をされても
つらい言葉を言われても、

独りぼっちよりはマシだった。

人から愛され慣れていないせいで
自分の事を好いてくれる人を
酷く拒絶していた。

愛情の受け取り方が分からず、
幸せになれるはずなのに

人から一番大切にされる事が
ストレスに。

私に構わないで。
放っといて。
何も知らないくせに。

その考えは、凄く悪循環で
気づけば

注意をしてくれた友人も

自分を好きだと言ってくれてた男性も

周りから居なくなって
結局、独りぼっち。

頭では分かっているのに
それでも、モラハラ男とは
別れられず

結局1年弱、腐れ縁のように
付き合っては別れを繰り返して

最後は彼が
反社会的勢力の方々と揉め
県外へ飛んだのを機に
必然と関係が切れました。

当時19歳。

絶望感しか残らなかった、