絵が上手くなった瞬間【初心者~停滞期】
絵を描いていて、上手くなりたい!と思いつつなかなか変化を感じづらい日々を過ごしていますが、私にも初心者だった時期があって、ここまで成長できたと思うと、日々の積み重ねで成長できるんだと感じます。
しかし、続けていれば本当に上手くなるの?と疑問に感じる方も多いでしょう。答えは、ただ続けるだけでは上手くなりません。上手くはなるかもしれないけど、劇的な変化は起きづらいと思います。
そこで、私のイラストをお見せしつつ(初期の絵はとても恥ずかしい><)この時期にどんなことがあったのか、何がきっかけで上達できたのかをお伝えしたいと思います。
イラストがなかなか上達しない!と思っている方に何か役になることをお伝えできたら嬉しいです。
お絵描き1年目(2016)
絵を描き始めて、最初に取り組んだのはSNSにアップするということでした。当時はまだTwitterはやっておらず、PixivというイラストSNSにアップすることから始めました。そうすると、私の拙いイラストでもいいね、ブックマークがつくのです!うそでしょ?!と思いましたが、それが嬉しくて描く原動力になっていました。
Pixivにイラストをアップした枚数は、なんと38枚!自分でもあまりの多さにびっくりしましたw
お世辞にも上手いと言えないですね。そしてこの頃から短め前髪ぱっつんが好きなんだなーと思いました!
38枚描いたうちの半分が2次創作、半分が1次創作でした。しかも、2次創作は、ラブライブ、ガールフレンド(仮)、デレステなど、、、1年目は本当に描きたいものをひたすら描いていたんだなと感じました。これは、イラストを描くというモチベーション維持にはすごく大事だと思います。
上手く描くより、描きたいものを描く!ちゃんとお絵描きの楽しさを実感しながら出来ていたことが、続けられた理由だと思います。
お絵描き2年目(2017)
この頃は、子供が保育園に行きだし、私も慣れない仕事があり疲弊しきってなかなかお絵描きに集中できていなかった時期かと思います。
楽しく描くで前年やってきてるので、スタンスは変わらず描きたい時に描きたいものを描く!だったと思います。
あれ?なんだか描けるようになってる!1年前と全然違う!!
前年と明らかに違うのは着彩と、絵の密度が高くなっていることです。この頃、色の塗り方がわからなくて、使っているペイントソフトでの着彩解説本を買いました。そこで、今まで知らなかった機能を多く発見し取り入れたことで、ここまで密度の高い絵になったんだと思います。
着物の柄や、背景の木の葉の影なんかは、もろ素材だとわかりますが、あるのとないのとでは、ぱっと見の印象が違います。素材を使いこなせなくても、使ってみる。
ペイントソフトも山ほど機能があるので、まずはよく耳にする「乗算」や「クリッピング」や「加算(発光)」などとにかく使って仕上げてみる!
これだけで劇的に変化できると思います。
お絵描き3年目(2018)
石の上にも3年という言葉がありますが、なんでも上手く習得していく方は、そろそろ3年目でかなり描けるようになっていると思います。
しかし、私には劇的変化は訪れません。停滞期です。上手くなることよりも、描きたいものを描くことを重視してきた結果だと思います。
3年目になって、Twitterにも投稿し始めました。Twitterを見ると上手い人の絵がたくさん!素敵なイラストを見ることで満足していたのか、上手い人の絵を見て打ちのめされたのか、この年の投稿枚数は24枚でした。あまり多い方ではありませんね。(特に悩みながら描いていないのに少ないということです。)
この頃、「プリンセスコネクトRe:Dive」というスマホゲームにはまり、Twitterで絵を上げることによって、このゲームが好きな絵師さんと繋がれるようになり、この年の後半くらいから描く枚数が増えてきています。
やはり、SNSに投稿するというのはかなりの原動力になると思います。ダイレクトに反応がもらえる、評価の可視化ができるという点でとても有効なツールです。しかし、この頃の私は、評価の可視化をしているにも関わらず、それを有効に使えていなのです。。(この話は後でまた書きます)
お絵描き4年目(2019)
4年目はなんと55枚も描いています!前年の倍です!一体何があったのでしょうか?
お絵描きレベルは前年とあまり大差はないと思います。まだまだ停滞しています。なのに、何でこんなに描いたのか。それは、1ジャンルに絞って絵を描いたことによって、この界隈の絵師だとSNS上で認知されるようになったということです。ここで、やっと受けて側の気持ちを認識できるようになりました。
今まで、描きたいものを描く!だったのが、どういう絵を描くと喜んでもらえるだろうか?という考えにシフトしたのはこの時期だったと思います。
私は、この考えができるようになって初めて絵師になったと言えると思います。自分のためだけに描くのもとてもいいことですし、自分の描きたいものが結果他の人が喜んでいるということもあると思うので、自分のために描くことを否定するわけではありません。
しかし、誰かのために描くことが自分のためになり、誰かの目線で見ることが反省と成長に繋がると思います。
しかし、まだこの頃の私は反省することをしていないので、停滞期は続きます…。でも、誰かのために描くという考えを手に入れれたのは一歩前進した瞬間だと思います。
前半まとめ
いろんなイラストレーターさんがよく仰っているのですが、絵はなだらかに上手くなるのではなく、突然上手くなる瞬間が来ると。
まさにそうだと思います。私の場合、1年目にひたすら絵を描くという行為を習慣づけ、2年目にソフトの使い方を学ぶということで上達できました。しかし、3・4年目は、停滞期です。目に見えての上達はないと思います。そこで絵を描くことが楽しくなくなって辞めてしまう人もいるでしょう。
幸い私が停滞期でも辛いと感じず絵を描いてこれたのは
・SNSで認知してもらえた!
・他者と比較しすぎなかった!
・自分のため→誰かのために絵を描き始めた!
この3つかと思います。4年目までの画力はあまり高いとは言えないと思いますが、誰かのために描くことで、今まで描いたことのないイラスト(描いたことのない物やシチュエーション)を毎回描いていました。描いたことのないものを描くということは、描けるものが増えるということです。引き出しが増えるのは上達と言ってもいいのではないでしょうか?
停滞期の方は、描いたことのないものを描いて、自分の引き出しをどんどん増やすのもいつか上達の爆発が起きる時に備えとしていいかもしれませんね。
後半に続きます!
最後まで読んでくださりありがとうございました!