第23回 自分のイヤな性格…実はそれ大事かも
自分の性格でなんかイヤなとこってありません?
短所。
イヤやねんけどずーっと直らんと言うか…
それがつい先日仕事で出ちゃったので…
直したくて、村ちゃんに相談しました。
【2020年9月13日電話】
(介助のえりさんが通訳)
陽)「明後日放送の『OFLIFE』
力入ってるからぜひ見て欲しいんやけど、、
実は編集が間に合わんかってん。
これ僕たまーにあって、
なんでそうなったかと言うと、
結局イヤなことを後回しに
しちゃってんねん。
ロケは楽しいからやるけど、
イヤな編集はいっつもギリギリ。
ちょうど編集してた内容も、
ギリギリまで執筆仕事をしない
芸人さんのドキュメンタリーで、
『悠長に構えすぎましたわ…』
っていうコメントを、
『悠長に構えすぎた…』って
思いながら編集しててん。
その人もそうなんやけど、
昔から夏休みの宿題は最終日に
やる、みたいな。
これホンマしんどいんよ。
直したいんやけど、31年このまま
やから直らんのかなって思いつつ。
今回仕事的に軽トラブルにも
なってんのよ。どう思う??」
村)「ええのんとちゃう?
軽いトラブルだけやろ。」
陽)「まあ結局問題なく放送できてるから
軽いトラブルやけど。
すごい自分的に嫌なことやのに、
また同じことしちゃうって
どう思う?」
村)「言うても結果やから
ええのんとちゃうかな」
陽)「結果はね。
僕はそんなだらしない
仕事の進め方やけど
一回動き出したら頑固やから
納得いくまでやるねん。
とはいえ時間かけたら
100点とれたのに、
98点とっちゃった…
って感じ」
村)「98点で十分と違うかな」
陽)「100点取れたのに!やで?
『その2点は無理やわぁ』
じゃないねんで?
スケジュール的に
早めにできてたら簡単に2点分の
クオリティはあげられたんよ」
村)「それが陽平くんやろ」
陽)「その通りです。
いや喋りながらね、
薄々感じてるんです僕も」
村)「でしょ」
陽)「良くはないんやけどね。
まあえっかって感じ。
僕の中で『まあ』がつく。
98点だらけじゃないから
ええっちゃええんやけどね」
村)「ただ、これまでは
赤点を取れへんかったから
良かったけど、
可能性はあったんやで」
陽)「とったこともあるんちゃうかな。
いやプロデューサーに
よっては、VTRが98点やとしても、
スケジュール遅れたら赤点
っていう人もいると思う」
村)「そうやな」
陽)「どうしたらええと思う?
一個の性格な気もしていて」
村)「じゃあ俺が直せって言うたら
直すか?
俺はそこを直すと、
陽平くんじゃないと思うから、
言えへんけど」
陽)「さっき性格やと思うって言うたけど、
それで許される話なのかな?
これが受け入れていい性格なのか、
努力して直すべきものなのか
わかんなくて」
村)「陽平くんは赤点をとったら
えらいことやとわかってる」
陽)「その性格を直せたら、
期日を守る完璧な陽平くんに
なるんじゃないの?」
村)「甘いわ。
そこだけ直せるんか?」
陽)「性格を直す上でね、
出来ないからやらないというか…
可能かもしれないよ」
村)「性格を直すってことは、
生活とか、人付き合いとか、
仕事なんかも、
思い通りいけへんように
なっていくかもしれへんよ」
陽)「なるほどね。そうかもしれん。
でも直した方がいい性格ってもんは
あるでしょ?」
村)「それは世間的に言うと、
他人に迷惑をかけない」
陽)「僕が人に迷惑をかけてたら
直した方がいいってことでしょ?」
村)「今何か迷惑をかけてる?」
陽)「このギリギリになっても…
てのは今後迷惑をかけることが
ある可能性があると思う」
村)「たぶん陽平くんを知ってる人は
今の仕事を
陽平くんやったらできる、
責任持ってやってくれると
思って頼んでると思う」
陽)「確かにデザイナーに頼んで、
ギリギリまでやらんかったり、
どんな過程であれ、
出来上がったものが
素晴らしかったら何も問題ないね。
なんならまた頼む」
村)「そういうこっちゃ」
陽)「そうね。”直す”という
ことじゃなく、反省して
今後気をつけよう。
って感じでいいんですかね?」
村)「いい。
だから陽平くんの場合、
全部わかった上やからいいと思うよ」
陽)「この性格と付き合っていくの
しんどいし怖いわぁ」
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自分の短所・イヤなとこと思ってたとこが、
こんな風な話で落ち着くとは。
完璧な陽平になろうと、、
有言実行で100%の努力をしたとして。早め早めにやるスケジュールを組むと、早め早めから仕事・編集モードに入る。そうすると多分飲み会とか友達と喋ったりっていう時間が削られていくと思う。スケジュールを徹底管理して、仕事を完璧にこなすって、、完璧に仕事の生活になりそう。そしたら、村ちゃんと話すことも、好きな友達と飲みにいくことも、このnoteも邪魔になってくる。
でもその邪魔な部分ってのが今の僕、仕事大好きな僕、を作ってる重要なところな気がする。それがあるから、仕事がうまくいってる…その逆も。
基本的にずっと仕事のこと考えたりしてるけど、全然苦じゃない今の僕があるのは、回り回って…その短所、自分のイヤなとこが作ってたのかも。
ってことはやっぱそのイヤな自分も愛さないとな。。
もちろん反省しつつね。
本当ありがたい話でした。軽くなった。
よう自分の欠点にフォーカスして
「僕クズなんですよ」ってすぐ言う、盛山さんに聞かせたいなと思いました。