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雌阿寒岳調査登山に行ってきました! | #地域おこし協力隊の日常
こんにちは!
阿寒町地域おこし協力隊のシバサキです!
「#地域おこし協力隊の日常」の第2弾!
今回は6月1日の木曜日に雌阿寒岳を登ったので、それについて書こうと思います!
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調査登山は登山道の整備を目的としており、林野庁や環境省、釧路市防災危機管理課の方たちと協同して、伸びた草木を刈ったりロープを付け替えなどの作業を行います。今回の調査登山は雌阿寒岳の複数ある主要な登山道のうち「阿寒湖畔ルート」の整備を担当しました。
●駐車場から5合目まで : 樹林帯
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阿寒湖畔ルート駐車場からスタートです。
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阿寒湖畔ルートは雌阿寒岳の主要なルートの中で最も長いので、体力に気をつけながら進みます。距離は5.5km!
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雌阿寒岳は活火山です。
噴石の可能性を常に頭に入れておかなければいけません。
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木を避けながら進みます。
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3合目あたりから少しずつハイマツなどの背の低い樹木が目立つようになってきました。
標高が高くなるほど木々が低くなり、最終的にはなくなります。
この木々がなくなる地点を「森林限界」と言いますが、雌阿寒岳はそれがとても低いです。
さすが冬の寒さが厳しい道東ですね!
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5合目に着きました!
ここから先は本格的なハイマツ帯に入っていきます。
●5合目から7合目まで : ハイマツ帯
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ハイマツ帯に入ると周りの草木が低くなるため、眺望がかなり良くなります。
阿寒湖が見えるように!
湖畔から見る阿寒湖も大きく感じますが、上から見るとやはりその大きさを感じます。
阿寒湖を上から見る機会はなかなかないのでしっかり目に焼き付けました。
阿寒湖遊覧船も遠目に見えます! (写真には映らないですが…)
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林野庁の方が伸びきって足に引っかかるハイマツを切除しています。
こうやって安全な登山道が保たれていると思うととてもありがたいです。
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7合目まで来るとそのハイマツもだいぶ見られなくなっていきます。
●7合目から頂上まで : ザレ場
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8合目近辺から完全に草木はなくなり、砂礫地帯になっていきます。
砂が柔らかく登りづらいです。
ストックの重要性を改めて感じました。
風が非常に強く、硫黄の臭いを感じます。
火口が近くにあるんだな、とすぐに分かりますね!
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6月でも登山道以外のところには雪も残っています。
体感気温は5度くらいに感じました。夜はもっと寒いんだろうな…
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今回の登山の目的、登山道整備。
杭を打ち、ロープで登山道の立ち入り禁止区域を示します。
登山者が迷わないために必要な作業。
このあたりの道はほとんど目印がなく、少しでも霧がかったら火口のほうに行きかねません。そのためロープの存在が非常に重要です。ロープを張る場面に立ち会うことで、今回の調査登山の重要性を再確認しました。
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9合目。風が強い!
山頂まではもうすぐです!
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山頂が見えています。
こんな天気の恵まれた日に登れるなんて感謝ですね!
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山頂!
火口に見える小さな噴気口と硫黄の臭いはここが活火山であることを思わせます。
5月に阿寒町に住むようになってから、ずっと登りたいと思っていたのでこの機会に登れて本当に楽しかったです!
こんな山に車で片道1時間程度で行けるなんて本当に恵まれた地域に住んでいるなと感じました。
その後は無事下山しました!
今回は「#地域おこし協力隊の日常」第2弾として、阿寒湖温泉地区の雌阿寒岳登山に同行した記事を書かせてもらいました!
今後もこうした記事を通じて、阿寒町に普段暮らしている方々がどのような生活をしているのか伝えていければと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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《その他お問い合わせ》
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釧路市阿寒町地域おこし協力隊
Tel (阿寒町行政センター) : 0154-66-2122
メール : akan.chiikiokoshi@gmail.com
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