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シキナ(ガマ)を干す

 お天気の良いある日、採取したガマを洗って干す。という作業のお手伝いをさせていただける事になりまして。このような機会はそう滅多にないので、喜んで貴重な経験させていただきました。

 ガマについては、以前イオル再生事業のFacebookで紹介されていたガマについての投稿にてご紹介。

アイヌ民族の有用植物「ガマ」   このfacebookページにて、釧路市地域のイオル再生事業の説明を複数回に分けて行っているところ、今回はアイヌ民族の有用植物「ガマ」について紹介します。   ガマは、ガマ科ガマ属の多年草の抽水植物で、沼や池...

Posted by 伝統的なアイヌ文化・生活の場の再生支援事業(イオル再生事業) on Tuesday, January 9, 2018



  これは、担い手研修生たちのゴザ編み研修の一つでもあり、生育地にて刈り取りから学びます。

水中にある白い部分が多いほど良いということで根元を探す研修生
洗い作業
古くなって汚れた葉とぬめりを取り除きます
なんだか美味しそうにも見えます
長さを揃えて纏めます
干します

 一度刈り取った場所のガマが元の太さに戻るには3~4年かかるといわれており、毎年場所を変えて刈る配慮が必要だそうです。
 
アイヌ民族は食べる分だけ、使う分だけ採るという精神をとても大事にしていました。自然があってこそ生活が成り立っていることを理解しているから、あたりまえ、至極当然の事だという思いがあったのだと思います。

 現在、この刈り取ったシキナが乾ききるまで養生中。

 研修生たちが自分たちで刈り取ったシキナを使って編むソカㇻペの完成はまだまだ先のお話です。


クラフトセンター玄関前は、穂付きのガマで装飾されていました。

 ゴザ編みについては、先日イオル再生事業と高齢者コミュニティ事業で行った伝承会の投稿をご参照ください。