パーソナルトレーニング4ヶ月目

腰痛と背中痛に悩まされていた俺は、5月半ばからパーソナルトレーニングに通い始めた。最初は何もうまくできなくて、トレーナーのケン先生(イケメンマッチョ)に牛や馬のように運動させられて、「もう辞めよう」と毎回泣きながら帰っていたけれど、先生が諦めずにたくさん勇気づけてくだすって、なんとかまだ通っている。結論から言うと、背中痛も腰痛も格段によくなり、痩せた!?なんて言われたり、そして何より毎日健やかに過ごせていることをまずはお伝えする。マラソンはしているものの、姿勢や習慣はなかなかインパクトがあるもので、変化を感じるまで至れたことに、ケン先生への感謝の気持ちでいっぱいです。

ケン先生とは、日々映画や音楽の話を、それから仕事の相談なんかも聞いてもらっている。運動のあいさに、お互いの近況を話したりしている中思うことは、ケン先生はとても心が柔らかくて、お客さんや上司の方にたくさん影響を受けていて、明日はこうするんだ!という希望で満ちあふれているということ。そんな方と時間を過ごせること、これ非常に価値ありますし、ケン先生の肉体はまるでダビデ像のようで、小生ここぞとばかりにじろじろ見て愉悦を感じております。美しい肉体は芸術だと思います。

秋くらいに、うちの会社にかわいい女が入社してくれるらしい。先方の意志決定に先駆け、わたしもお会いさせていただいたが、絶対に一緒に働きたいと思いました。エンジニア職種だからよくわかんないけど、うちの皆さんが惚れ込んでいたので迷わず。第一印象、邪悪さが全くなく、笑顔が素敵な方。born to be beautyなかわいらしい方で、でも仕事に関しては頑固そうな感じもあって、馬鹿くそ真面目に誠実そうで、これ私好み。俺は、人を見る目が鋭いのだ。
うちに決めていただくより前に、一緒にスペイン料理のお店で彼女と待ち合わせてランチをした。その日のリゾットはイカスミとバジルだったので、ヘビーだなと思っていたら、先方より「歯が黒くなるか、歯にバジルが詰まるかですね」とのお言葉。気が利くねと思いながら、イカスミのやつを注文し、話しながら待つ。できあがって運ばれてきたやつは、つやつやした大層おいしそうなリゾットだった。わたしは毎日焼きそばばかり食べている関係上、またこれでも結構緊張していたので、すぐさまイカスミをすくって食べたが、自分の役割も思い出しつつ、同時にようけ話していた。ふと気がつくと、彼女はイカスミ部分をあんまり食べて居ない。此如何に?と思いつつ同時に自分の口が真っ黒ではないかという疑念に気づく。タオルを取り出してぎゅうぎゅうと拭く。まぁまぁ黒い汚れがあり、やってもうたと思う。こんな馬鹿なババアがいる会社、いやだよな、、、わたしもイヤだわ、、、と思いつつ、あーもうだめかもわからんねと思いつつ、高級なイカスミリゾットを頬張る。それはとてもやけくそな味がした。

彼女から今後の身の振り方については週末まで考えると聞いていたので、日曜日までどきどきしていた。月曜日になっても社長さんから何もなくて、あーやっぱりすべてイカスミのせいと思いションボリしていたが、火曜日「まだチャンスある」とのこと伺う。なんとか、なんとか、イカスミのことは大目に見ておくれよと願っていたところ、同日よいお返事を頂く。ちょうど社長と浜松で待ち合わせしていて、タクシーまでの道すがら、それを聞く。うれしくて、びっくりして、信じられない気持ちだったけれど、考えれば考えるほど嬉しすぎて、あんな素敵な方がこれから仲間だなんて最高じゃないと、父ちゃん、母ちゃん、麻生さん、加藤ちゃん、前職の人たち、トレーナーのケン先生、その他もろもろに連絡をば。みんなよかったねと喜んでくれた。そんなに惚れ込んだ子なら大事にしなさいと父ちゃん&母ちゃんが言ってました。大事にする。彼女と有楽町でお別れする時、もっと決め台詞ばっちりやりたくて練習してたんだけどできなくて「あ、、、また会いたいです、、、」くらいになっちゃったけど、それでもうちとこを選んでくれてありがとう!

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