ズブの素人が『JavaScript「超」入門』に取り組んだよ〜〜
私の概況
普段は専ら文系っぽい読書記録の記事ばかり投稿している私がどうして急にプログラミングに関する本を取り上げたかというと、春からエンジニアになるからです。しかも文系から。更に未経験で。悪名高き「駆け出しエンジニア」という奴です(もしかするとまだ駆け出せてすらいない)。
というのも詳しい話は省くのですが、私は内定を貰っていたド級のベンチャー企業から卒論提出後に事実上の内定取り消しみたいなものを食らいました。そして周りの同期が春休みを謳歌している一ヶ月間で就職活動を行い、なんとかいわゆるSES企業に採用してもらったという状況に置かれています。念のために断っておきますが、元内定先の企業にも現内定先の企業にも特に悪感情はありません(自分の境遇に対して悪感情はありますが……)。新卒カードの切り方を失敗したとは多方面の人から言われますが、まぁ死ぬこたぁないので呑気に暮らしていくべきだとぼかぁ思いますね。兎にも角にも俺たちはそのしわ寄せで、プログラミングの勉強をすることを強いられているんだ!ってなわけなのでインターネッツ上で褒めそやされてるこちらの入門書から始めてみた次第です。
なので似たような境遇の人がもしいたら(辛すぎるけど)参考にして欲しいですし、強者さんは生暖かく見守っていただけると幸いです。
本書に取り組む前のプログラミング的素養
ズブの素人とは書きましたが、実はほんのちょっとだけプログラミングの経験があります。大学4年の春にProgateでPythonのレッスンを有料版まで一通りこなした後、データ加工の本2冊ほどで独学をしていました。また本書に取り組むにあたって、同様にProgateでJavaScriptのレッスンを有料版まで一通りこなしています。入門前の門前コンテンツって感じでいいですよね、Progate。
一通りやって感じたこと
まず一つに、門前コンテンツであったProgateをやった時点では全く分かってなかったJavaScriptで書いているコードの意味が、多少理解できるようになったのはよかったと感じています。逆にいうとProgateの段階では意味や構造の理解が本当にできていなかったので、それだけをこなした状態で研修に臨んでいたらと思うと少しゾッとするところがあります。
しかし今の話とは少し矛盾するようにも見えるのですが、本書を通じて「ちょっと分からないところがあっても立ち止まらずに進めてみる」ことが重要であるようにも感じました。というのも私がそうだったような初学者というのは、知識の間の繋がりに対して全く明るくないし、術語のニュアンスといったものも体得できていないからです。だからこそとりあえず手を動かしてなんとなくの雰囲気を掴むこと、なんとなくの繋がりを把握することがまずは第一なのではないでしょうか。
私自身この本に書いてあることをまともに理解し始めたのは全7章あるうちの5章2節からでした。5章2節で理解がかなり危うくなってきた私はそこで一足止め、本の内容を遡り、読んでも分からない概念についてはググったりしながらもう一度読み進めた結果、1週目より遥かに高い解像度を以てしてレッスンに取り組むことができました。そしてもう一度5章2節に辿り着いてからは特に詰まることもなく本書に書いてあることを一通り理解することができたというわけです。
そもそも本を読むにあたって、一回目で必ず完璧に理解しなければならないという道理はありません(完璧な絶望が存在しないように、完璧な理解などといったものが存在しないという話は今は置いておきます)。何度でも読み返す自由が、読者には与えられています。そして学習のコスパという面においても、復習が理解を深める1番の近道であると言われています。分からないことがあったらわきにメモをしておいてとりあえず作業を進め、折を見て復習するという学習システムが、一番効率が良いものなのではないでしょうか(まぁこんなの、どんなことを学ぶにおいても言えることなのですが……)。