大阪都構想にもの申す-最後に
「大阪市廃止・特別区設置」住民投票に反対する理由
最後にまとめると
今回の住民投票は大阪市廃止して・特別区設置をすることの賛否を問うもので「都構想に賛成か反対か」ではありません。
一旦大阪市が廃止されると現行の法律では元に戻ることはできません。
一つの市を分割して4つに分けることでコストは当然かかります。
今まで大阪市が政令指定都市として持っていた財源が府に移行します。
大阪市民にはデメリットしかありません。
ですが大阪「府」全体を良くしていこうというのが都構想です。
ただし、前例もありませんし、どうなるかはわかりません。
それでも今の目先の不利益を被ってでも10年、20年先の未来の大阪府の成長を期待して賛成を投じるのは当然自由です。わかります。
ですがどうか、それは壮大なるギャンブルのようなものです。それを理解したうえで賭けてください。
反対する方も成長する可能性があるギャンブルに賭けないのなら過去の悪政の大阪市に戻る可能性がゼロでは無いことを理解してください。今後の市民の監視次第です。
とにかく自分で考えて両方のリスクを天秤にかけて決めてください。
良さそうだからふわっと賛成、とか吉村さん応援してるから賛成とか、大阪市が無くなるから、自分の区が無くなるからというノスタルジーから反対とか、水道料金が上がるかも知れないから反対。
ではなく大きい面を見て決めてください。
私は
いずれは周辺市を巻き込んで特別区にし(今回可決されれば隣接する市は住民投票なしで特別区になります)大阪府として成長していく、というまことに夢のような都構想に賭けてみたい気持ちも少しはあります。
ただこの10年ほどの維新の会の政治手法を見守ってきたので彼らは市民のことを第一に考えてないと判断していますので信用できません。大きな改革をゆだねることなど出来ません。
信用出来ない相手のギャンブルに賭けることは出来ません。
よって今回も「反対」します。
2020年11月1日 運命の日にならないことを願って
読んでいただきありがとうございました。