【トレーシングレポート#9】アジルバからカンデサルタンへの変更を提案
「この患者さん、以前は予定どおり薬をもらいに来ていたのに、最近予定より遅れて来るようになったな…そういえば、お会計の時に、『くすり代も結構するよね』って言っていたような…」
服薬指導をしている時、患者さんの服用状況を悪くしている原因が、金銭面だと気付くことがあります。
なんとかしてあげたい。
しかし、疑義照会をしても「そんな理由で変更したいと言われても困る」と医師から返事があり、結局何事もなかったかのようにそのまま同じ薬が処方され続ける。このようなケースがあると思います。
金銭面は患者さんにとって繊細かつ大切な問題なので、ここで力になることができれば、大きな信頼を得ることができます。
このような状況では、情報提供書(トレーシングレポート)による処方提案が有効です。
医学的な緊急性は低くても患者さんにとっての重要性は高く、医師に一考してもらいたい事例の報告に、トレーシングレポートは適しています。
薬の説明をするだけでなく、患者さんが治療を継続できるよう積極的に関わりを持とうとする薬剤師は、患者さんはもちろん医師にとっても、頼もしい存在です。
ただ、はじめてトレーシングレポートによる処方提案をする場合、どうやって患者さんに話をしたらよいのか、どんな文章を書いたらよいのか、不安がよぎると思います。
そこで、
そして、
この内容が正解というわけではありません。今までに 300 件以上トレーシングレポートによる処方提案を実施してきた経験を、あなたと一緒に共有できたらいいなと思っています。
ちょっと話を聞いてみようかな、と思われる方は購入をご検討ください。
以下が有料部分についての概要です。
【処方および提案内容など】
40代 男性
1.アジルバ錠20mg 1錠(1 回 1 錠)
1 日 1 回 朝食後 28日分
・高血圧症(数年前から同薬を服用)
・併用薬:なし
・肝機能障害:なし
・腎機能障害:なし
・処方提案の内容 :カンデサルタン錠8mgへの変更
・提案結果 : 上記のとおり変更
・その後の経過 : 収縮期血圧が 3 〜 5 ほど上昇するも、それ以上はあがらず、薬も毎日服用できるようになった。
【特徴】
・薬剤師と患者さんのやりとりを会話形式で記載
・上記を基に作成したトレーシングレポート
【デメリット】
・解説はありません。
【対象】
・トレーシングレポート初心者
・トレーシングレポートを使って処方提案をしてみたいが、行動を起こせずにいる方
・トレーシングレポートの文章が書けずに困っている方
・患者さんから検査結果などの情報を聞き出すことや、医師への情報提供にあたっての同意をとることに難しさを感じている方
【対象外】
・疑義照会で十分な処方提案ができると確信している方
・高度で隙のないトレーシングレポートを求めている方
・患者さんから情報収集などをする際に、難しさを感じていない方
医療費を負担に感じている患者さんは想像以上に多いです。
その反面、金銭面にまで配慮できる医療者は少ないです。
だからこそ、そこに思いを巡らせることができる薬剤師は信用されます。
これから先も,治療を受けていてお金に関する悩みがでてきたら、この薬剤師に相談しようと思ってもらえます。
トレーシングレポートを使った処方提案をすることで、あなただから解決できる患者さんの悩みが、きっとあります。
ぜひ、購入をご検討ください。
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