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"空想日記"⚡️⚡️⚡️no.113
幸杜『利根子、里中に
"禁足の触れ"(※1)をすぐに出してくれ。』
※1・・・外出禁止令
利根子『わかったわ。』
幸杜『初…
お前はもうすぐ三輪咲だね?』
初 『はい!』
幸杜『私に付いて来なさい。』
初 『分かりました!』
源 『父様、僕たちは…?』
源もついて来たそうな顔をしている
しかし、何が起きるかわからない…
私は初を連れて行くだけで手一杯だ。
幸杜『源と千は、母さんの
手助けをしなさい。
何かあった時は、私のかわりに
母さんを守るんだよ。』
千、源『はい!』
幸杜『天音ちゃんは家に戻って、
禁足令が出た事を皆に伝えておくれ。』
天音『はい!伯父様。』
幸杜『爽一!"なき頭"のところへ案内を頼む。』
爽一『御意!』
私は皆に役割を伝えると
爽一、初と共に勢いよく家を飛び出した。
幸杜『爽一、場所はどのあたりなんだ?』
爽一『はい…
《黄泉道》(よみち)です。
誠剛さんが待っています。』
幸杜『黄泉道か…
状況は一刻を争う。
少し、急ぐぞ。』