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"空想日記"⚡︎no.230

謎の男
『…………
 そうか…
    やはり気付いてしまったか…

 そうだ!
    私が、霧幻樹海の杜人
 伍神"紫麒"!!

 私の偉大さに気付くとは

 うむっ…

 なかなか見処のある
 小童だな!!』


正直、ぶつくさ呟いていた
話の内容から推測しただけなのだが…
気付いてもらえた事に
紫麒様は喜んでいるようだった。


太樹『…………………

           でも、
   呪力をほとんど
   纏っていなかったので…

           本当にそうなのか
           自信がなかったです……

            うっすら紫色の呪力が
            見えるくらいで…。』

紫麒『私はな…

           緑玄や
   他の伍神のように
   己の持つ呪力を
   ひけらかしたりは
   せんからな!!

   んっ!?
   いま、"紫"と言ったか!?』



太樹『……………はい…
           ……紫麒様の周りに  
   うっすら紫の呪力が見えます。』


紫麒『小童!!?
   お前の目をよく見せろ!!』

そう言って
紫麒は私の腕をひっぱり寄せ
グッと顔を覗かせた…



























 



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